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ニュージーランド人の生活満足度82.6%!大満足層は入植5年以内がNZ生まれを上回る。政策の打ち手につながるクロス集計の軸がミソ!の巻

今週から10月。今年もあと2か月という感覚もあるでしょうが、学校や会社に所属している方は、下半期スタートという感じではないでしょうか。

9月に末に駆け込みで夏休みが取れたユッキはオークランド(Auckland NZ)シェア旅を強行してきたので、今月はシリーズでニュージーランド旅ネタに絡めて調査ネタを選定してみました。旅レポと一緒にお楽しみください。

オークランドは、オセアニア、ポリネシア地域の中で最大都市。2位がホノルル。

ちなみに、北米にあるオークランド(Oakland)とは、英文スペルも違うように関係はありません。

オークランドは港街。英国人が入植してきた時の古い欧州の石造りの建物や教会も多く街を流れる音楽、ファッションもヨーロッパの文化と先住民マオリ族の文化が融合した豊かで美しい街でした。
一年中、冷暖房不要、海沿いでも湿気の少ない気候…南半球のため春に向かう季節でサクラも咲き始めていました。

世界からの移住者が増えていて住宅事情が厳しくなっているのも頷けます。現地の在住者や移住者と対話をしてきましたが、みんな暮らしやすいと話していました。

さて、ニュージーランド全体の幸福度とはいかに…

「New Zealand General Social Survey: 2014」(ニュージーランド政府 2015年5月発表)

http://www.stats.govt.nz/browse_for_stats/people_and_communities/Households/nzgss_HOTP2014.aspx

■満足度7以上(0-10) 82.6%

■満足度9以上―NZ生まれ33%、入植5年以上 38%、5年以内40.8%

■近所の夜道を1人で歩く時にも安全だと感じるか 66.9% 男性77.8% 女性44.1%

■夜、バスや電車を待つ時にも安全だと感じるか  50%   男性67.9% 女性32.7%

今回のワンポイント★プラスは…
「結果により、打ち手を考えやすい分類をクロス集計に仕込んでおくこと」です。

生活満足度に対して、入植年数で分類し、それぞれの事情を考慮した政策に繋げていく意図が感じられますし、安全対策を検討する際にはより弱者視点で考えることが大事。男女だけでなく年齢などで比較してもよいかもしれません。

この調査はニュージーランド人に住むニュージーランド人やニュージーランドに移民してきた在住者約9,000人を対象に行われた調査。

人生で満足度を感じる大きな4つの要素、健康、お金、人間関係、家に加えてライフイベントである、出産、住宅購入、退職・転職、老後の満足度が人生全体の満足度に大きく影響すると仮定して設問項目が設定されています。海外調査にもたくさん発見がありますね。

ぜひ、参考にしてみてください。

次回もお楽しみに!

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。