11月も引き続きユッキのニュージーランド旅ネタに絡めて調査ネタを選定しています。旅レポと一緒にお楽しみください。
ニュージーランドの街を歩いていて思うのは、日本と同様結構高齢化が進んでいるという印象。
でも、現在のオークランドは移民が急増中で、アジア系、ヒスパ系などの人たちは留学生、子どものいる若い夫婦も多く若く、街全体としてはとてもバランスがとれている印象を持ちます。様々な国から迎えているのは、人種ではなく、世代を迎えているんだな…と思います。
そして、社会保障に世界でもいち早く取り組んだNZでは、比較的手厚いわけですが、ついに、2011年までに最低賃金の25%アップや、ベーシックインカムの検討も始めているようです。ますます移民は暮らしやすく、在住者の老後も大きく変わるこの制度。
今回は「年金の日」にちなんで「老後」をテーマに、ヒット予測調査を検証します。
法律問題意識調査レポート「高齢化社会意識調査」(日本法規情報 2014年4月発表)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000006827.html
■「老後に不安を持っている」は全体の94%、「きちんと対策を立てている」は2%
- 「とても不安を感じる」55%
- 「多少は不安を感じる」38%
- 「対策を立てているので不安は感じない」2%
- 「老後のことは考えたことがない」5%
■「自分が年を取った時、どのようになっていたいと思うか?
- 「貯蓄を蓄えたいが、難しいので年金制度に期待している」36.3%
- 「十分な貯蓄を蓄え、一人暮らしを楽しみたい」10%
- 「十分な貯蓄を蓄え、老人ホームに入りたい」1.3%
- 「自分の子供の世話になりたい」0.6%
- 「配偶者の生命保険、親族に頼りたい」0.1%
今回のワンポイント★プラスは…
「意識調査の場合、選択肢の創り方で誘導尋問調にもなってしまう問題に注意する」です。
上記の1問目「老後に不安を感じますか」という設問については、なぜか4段階、3段階になっていません。
「大変不安」「やや不安」まではよいのですが…「全く感じない」に飛びます。
ここはやはり「どちらでもない」を追加、そして実際の選択肢のように「対策を立てているので不安ではない」といった「対策を立てている」などという因子は、別の設問として、「理由」を立てて確認をすると正確に分析ができると思います。
ちなみに、坂の多いオークランドではご高齢の方もしっかり歩き、みんな若くておしゃれで元気でした。カフェではワインを楽しむ老夫婦の姿に癒されたり、憧れたり…素敵なシニアを目指して頑張ります!
次回もお楽しみに!
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。