12月18日は国際移民デー。移民比率世界3位のニュージーランドは人種のるつぼ!調査結果を視覚で見せるワザ!インフォグラフィックを使ってみよう
12月も引き続きユッキのニュージーランド旅ネタに絡めて調査ネタを選定しています。旅レポと一緒にお楽しみください。
オークランドの街中は人種のるつぼ感がハンパなかったです。
調べてみたら、移民比率1位はルクセンブルクで43.8%、2位スイス28.3%に続き28.2%で3位がニュージーランド。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1170a.html
今回、旅をしたオークランドでは200か国以上からの移民が集まっており、そのうち半数がアジアだそう。宿泊先だったスカイタワー周辺はアジア人が多くて、いつも行くコンビニのオーナーのコリアンと向かいのカフェのインド人の留学生とはすごく仲良くなってしまって、滞在中に通い詰めるという結果に。
そもそも、世界のどの都市に行っても人種のるつぼではあるのですが、多様性のなかで2〜3日すごしただけで心が自由になりますね。
グラマラスなことが魅力だったり、肌色がむしろ浅黒いくらいのほうがルージュがよく映えることにも気づきます。無理なダイエットや日焼け止め、流行の服も不要な気がしてきます(笑)
ということで、今回は「移民とインフォグラフィック」をテーマに、調査設計検証します。
「世界の難民と国境を越えた移民の数2000-2015」(国際連合広報センター 2017年2月発表)
http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/22676/
■難民数 2000年 1590万人 ―2015年 2130万人
■移民数 2000年 1億7270万人 ―2015年 2億4370万人
■移民から開発途上国への送金額 4320億ドル(全世界の開発援助供与額1320億ドル)
■世界の難民受け入れ国上位 1位トルコ254.1万人 2位パキスタン156.1万人 3位レバノン107.1万人
今回のワンポイント★プラスは…
「数値の比較はインフォグラフィックを活用してみる」です。
さて、こういった数値の列挙になりがちな調査結果は、どうも、その数字が大きいのか小さいのか分からなくなりがちです。
ランキングなら棒グラフ、比率なら円グラフ…というのが王道かと思いますが、今回のお手本調査のように、インフォグラフィックを使って表示するだけで見栄えが良いというだけでなく、直感的にその数字の大きさが理解できます。
「移民受入数」の背景に置かれた地図と数字に従ってバブルの大きさが調整されたインフォグラフィックによりこんなに小さな国土の国が大きな移民数を受け入れているのか…などといくつもの気付きを一度に与えることができるのです。
くれぐれも意味をなさないイラストと数字のコラボにならないように注意しましょう。見る側の注意を散漫にさせるだけなので…。今後の調査設計のヒントになれば幸いです。
次回もお楽しみに!
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