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2025年海外旅行市場の旅行人数、一人あたり旅行費用上昇。 総旅行消費額は4兆7,100億円(同115.2%)となる見込み

3月になりました!だんだんと日差しも長くなり、春めいてきました。
学校や企業も3月末の期末に向けて忙しくなる時期。
ですが、うかうかしてはいられません。段取り命の社会人にとってはこの時期、
ゴールデンウイークに海外旅行を検討するなら、そろそろ予定を立てたい今日この頃。

今年の年間の暦はご覧になりましたでしょうか。
ゴールデンウイークもシルバーウイークも飛び石連休で、
前後3日程度の有給を取れないと4日間のやや短い連休になってしまいます。
一方、3連休は9回と2024年に比較すると2回少ないですが、例年比較では多め。
これは見逃せません。国内旅行もよし、仕事を調整して前後の有給休暇を利用して海外に…。
もちろん、この円安の状況下、コスパ&タイパを追求した弾丸海外旅行という手もありますね。

コロナ禍が明けて、世界中で海外旅行者が大幅回復した2024年度。
日本でも街には外国人観光客の姿であふれかえっていました。

一方、日本人にとっては、海外旅行がややお高い商品になってしまっていますが
オンライントラベルで安い航空チケットやお得な宿情報を探している方も多いのではないでしょうか。

昨今、テレビCMでよく目にする下記のサービスは実は世界中で利用されている
グローバルサービスのようです。
アゴダはBooking Holdings Inc.Booking.comのサービスで、そのほかにも、 Priceline, Kayak, OpenTableなどを運営している企業で、売り上げは約210億ドルだそうです。
エクスペディア(社名Expedia Group, Inc.Expedia.com)は、 Hotels.comや Vrbo、 Orbitz、
Travelocityなどを運営し、売上額は約128億ドル。
海外旅行では、当たり前の選択肢になっているAirbnb(Inc.Airbnb)の売り上げは約84億ドルのもよう。
そんななかこんな調査を発見しました。

「2025年(1月~12月)の旅行動向見通し」を発表
(株式会社JTB 2025年1月公開)
https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2025/01/09_jtb_2025-travel-trend-outlook.html

■日本人の海外旅行市場2025年度予測
・2025年 海外旅行者数1,410万人予測
2024年比で108.5%、2019年比で70.3%
■ 2025年、注目の渡航先
 1位「韓国」30.4%
 2位「台湾」26.4%
 3位「ハワイ」24.2%
 4位「ヨーロッパ」18.4%
※性年代別にみると、「韓国」は女性29歳以下、「台湾」は男性40代と女性50代、
「ヨーロッパ」は女性70代の支持が高い

■海外旅行実施意向(2025年1月~12月の1年間で1泊以上の海外旅行を実施する意向)
・「行く予定」21.1%
(2024年旅行実施率8.7%)
■海外旅行実施意向 性年代別ランキング
 1位「女性29歳以下」34.3%
 2位「男性29歳以下」 27.5%
 3位「男性30代」26.0%

さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
予測値の読み方」というテーマについてです。

今回ご紹介した調査では、2025年1月時点で、2025年1月~12月の
海外旅行者数や状況を、各種経済指標や消費者行動調査、運輸・観光関連データ、
JTBグループが実施したアンケート調査などから推計予測するものとなっています。

単なる前年度の数値と今年度の消費者意向だけでは、今後の変数が読み切れないため
様々な経済指標や国の調査などの変数も加味して算出していることが分かります。
2024年(1月~12月)の旅行動向見通し|ニュースルーム|JTBグループサイト

昨年度の予測と比較すると、2024年度の1年間が、円安や渡航先の情勢などにより
やや成長率が予測より成長が緩やかであったことが見受けられます。
ぜひ、今後の調査設計の際の参考にしてみてください。

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。
どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。