
今月の気になる数字「世界のお菓子市場規模は、2023年3,024.3億米ドル、2032年には4,267.4億米ドル予測!?」
さて、春本番も近づき、お花見含めてアウトドアが楽しめる季節が近づいてきました。
近場の公園でレジャーシートを広げる親子やスーパーマーケットで
自分の子どもの頃に流行ったお菓子や大好きだった定番のお菓子を見つけるとほっこりします。
この日本の当たり前の風景にとけこむお菓子が、海外で目にすることも増えました。
海外のスーパーマーケットなどで日本のお菓子を見つけると、ちょっと誇らしい気持ちに。
海外でアウェイ感満載のなか、つい、コンビニで地元の外国人に
「これ日本のお菓子ですごくおいしい」なんておすすめしてしまいたくなります。
こうして、世界に目を向けてみると、お菓子市場はますます多様化し、
競争が激化している様子。日本の菓子メーカーも、世界市場で存在感を高めるべく、
様々な戦略を展開しているそうです。
2022年から明治製菓はアジアの物流拠点シンガポールで、「きのこの山」「たけのこの里」
を現地に建設した工場で生産を開始し、SNSを活用した「どっちが好き?」といった
ムーブメントを仕掛けているようです。
また、日本の大手スナック菓子メーカーは、世界有数のスナック菓子の市場・アメリカが主戦場に。
カルビーは、日本で年間約450億円を売り上げる「じゃがりこ」のアメリカでの販売拡大を目指しているもよう。
日本の菓子メーカーにとって、日本の少子高齢化を背景に、
海外市場に目を向ける企業が増えているというのです。
そんななか、2023年の日本の菓子の輸出額は431億円、
過去最高を更新中とのことですが、まだまだ伸びしろは大きそうです。
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/articles/2024_0708.html
さて、今月の「気になる★数字」
「世界のお菓子市場規模は、2023年3,024.3億米ドル、
2032年には4,267.4億米ドル予測!?」
についてみてみましょう。
https://straitsresearch.com/jp/report/confectionery-market
そもそもの「お菓子」の定義ですが、
こちらのレポートでは「糖分と炭水化物を多く含む食品を指します。
チョコレート、クッキー、バー、グミ、ミントなど、多種多様な商品」と記載。
(おそらくポテトチップスなどのチップス類はさらに別市場としてカウントされている様子)
お菓子業界全体では、欧米での健康志向の高まりを受け、低糖質やオーガニックの菓子を開発し、
単価アップとともに新たな市場を開拓していることも市場拡大の理由に挙げられています。
ちなみに、2024GlobalTop100CandyCompaniesトップリストには、
日本企業もランクイン!
2024 Global Top 100 Candy Companies | Candy Industry | Snack Food & Wholesale Bakery
トップ3は、日本でもおなじみのお菓子がずらり。
1位:マース(アメリカ) :M&M's、スニッカーズ、ミルキーウェイなど
2位:フェレロ(イタリア) :ヌテラ、キンダー、フェレロロシェなど
3位:モンデリーズ・インターナショナル(アメリカ) :オレオ、リッツ、トライデントなど
日本企業では、
15位 明治ホールディングス、22位 江崎グリコ、23位 ロッテ、44位 ブルボン、
46位 森永製菓、92位 有楽製菓と表示されていました。
まだまだ世界の人たちに愛されてほしい日本のお菓子がたくさんあります。
世界平和にもきっと貢献してくれるお菓子の海外戦略…ぜひ頑張ってほしいと思います。
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