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大震災から103年目。 防災グッズ、約8割が自宅に用意⁉

今年も9月1日「防災の日」を迎え、関東大震災が起こった大正12年(1923年)9月1日から103年目。
2011年3月に発生した東日本大震災から15年目、2016年に発生した熊本地震から10年目であったことも
先日の熊本地震で語られていました。
ちなみに、1946年の昭和南海地震から80年目となったことから、さらに防災意識を高めることを
呼びかけられている現状です。
防災の日は、 関東大震災の甚大な被害を教訓として、災害に対する認識を深め、備えを充実させる目的で
1960年に制定されたとか。

そして時代を超え、防災グッズへのアイデアや技術もどんどん進化し、
驚きの防災グッズも誕生しているようです。
例えば、
「防災ライトルームシューズ」は、先端にLEDライトがついていて、
夜間や停電時も足元を照らして安全に移動が可能。靴底には踏み抜き防止素材を採用し、
つま先も衝撃から守る強化設計で、なんと工事用の安全靴のJIS基準も満たしているもよう。

また、「マグネ充電器」は、水と塩だけでスマホを繰り返し充電できるという画期的な商品。
10年間保存しても問題のない発電機で、ライトとスマホの充電ポートも搭載。
塩と水を混ぜるだけで簡単に準備完了できますし、もちろん海水でも使用可能のようです。

さらに、ランタンとしても使用できる便利なアイテムだそうです。
https://stayer.co.jp/products/mgcg
そして、「津波救命艇シェルタータスカル(4人用)」は、軽自動車1台分の大きさの小型救命艇で、
水上で横転しても自動復帰するセルフライディング設計、船内が浸水しても沈まない不沈構造のようです。
https://product-range.com/bousai/flood/shelterboat%ef%bc%94/

昨今も相次ぐ自然災害のニュースや気象変動による激甚化する風水害を背景に、
防災対策の必要性が連日メディアで大きく取り上げられるなか、先ほど紹介した最新防災グッズはもちろん、飲料水や非常食の備えを進める家庭が一般化しつつあります。
そんななか、「いざという時の避難生活のリアル」に対する生活者の意識は、
どのように変化しているのでしょう。
そんなとき、こんな調査を見つけました。

「LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査」
(LINE株式会社2026年8月27日発表)
https://lineresearch-platform.blog.jp/archives/48836151.html

■自宅に防災用のグッズを用意していますか
 ・「用意している」78%
 ・「自宅にあると思うが、どんなものがあるかまでは知らない」4%
 ・「自宅にあるのかないのかわからない」1%
 ・「特に用意していない」18%

■自宅に用意しているものは何ですか
 1位「懐中電灯・ライト」50%
 2位「飲料水・生活用水」43%
 3位「乾電池・充電池・モバイルバッテリー」40%
   「マスク類」40%
   「ティッシュペーパー・ウェットティッシュ」40%
(男性)
 1位「懐中電灯・ライト」47%
 2位「飲料水・生活用水」39%
 3位「乾電池・充電池・モバイルバッテリー」39%
(女性)
 1位「懐中電灯・ライト」54%
 2位「ティッシュペーパー・ウェットティッシュ」49%
 3位「飲料水・生活用水」47%

■「ローリングストック」という食品や飲料の備蓄方法を知っているか
※「ローリングストック」とは、ふだん使う食品を少し多めに買い置きし、使った分だけ買い足すことで一定量を備蓄する方法

 ・「知っていて、実施している」17%
 ・「知っていて、実施したいと思っている」28%
 ・「知っているが、実施する予定はない」14%
 ・「知らなかった」41%

■「ローリングストック」している食品・飲料
 1位「飲料水」68%
 2位「カップ麺・袋麺などのインスタント麺」57%
 3位「レトルト食品」55%
 4位「缶詰」48%
 5位「パスタ・乾麺」40%

さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
「核心に迫る回答までのプロセス設計」についてです。
防災のような「誰もが重要性を認識していながら、日常的には後回しにしがちなテーマ」を
定量調査で扱う際に、単刀直入に「防災対策をしていますか?」という抽象的な設問や
「ローリングストックをしていますか」というような専門用語を使用した設問で
Yes/Noを回答させるだけの設計にしてしまうと、実態の解像度は極端に落ちることが想定されます。

つまり、生活者が自覚していない「備え」や「現実の状況」を正確に把握するためには、
まずは、「ローリングストック」といった専門用語の認知度を確認しながら、
用語の説明をして回答者の認知度をそろえることも重要です。

また、回答段階についても、認知度だけでなく、実行度も含めた設計が必要です。
こうしった設問設計の際には生活者がどういった象限に属しているのか
調査前にプロット仮説を立てておく必要があります。
今回の調査の場合は、ローリングストックという言葉を認知している/していない、
実際に実施している/していない、の2軸の掛け合わせで生活者がプロットされているのかを知ることで、
言葉の認知度を上げることが重要なのか、実行動を促すマーケティングが大事なのか、等が見えてきます。

ぜひ、今後の調査設計のヒントにしていただけたらと思います。

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。
どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。