秋は何かとイベントづくしの日本。
こんなサイトがあってびっくりしました。
「インターネット詐欺リポート」
https://www.onlinesecurity.jp/reports/2018/201809.html
毎年秋口は、ハロウィーンや七五三など季節のイベントに合わせた詐欺サイトを多数検知するそう。
ハロウィーンイベント用品や、七五三の衣装の偽販売サイトなど。
期間が限られているイベントは、直前に駆け込み需要もあり、焦った心理状態を狙ったサイトが多数立ち上がるとか。
また、幼い子供を持つ親や親族をターゲットにした偽販売サイトも増加傾向にあり、ブランド品のベビーカーや幼児向けの衣服などの偽販売サイトも常に確認されているそうです。
旅行やレストラン予約のように頻度高く利用している情報サイトは信頼性を常に確認しながら利用できるのですが、結婚や子育て中のイベントなど一生に一回程度の通過儀礼的な情報は限られた時期にしか触れることがないので、前回との比較もしづらいし、サイトの実績もきちんと調べないままその情報を鵜呑みにしちゃうこともあるかもしれません。
こちらのレポートによると、最近の詐欺サイトは精巧に作られていて、不自然な日本語や外国人名義の振込先ではなく、URLなどで詐欺サイトと判断するのが難しいものが増加してきているそう。
このような詐欺サイトでは、商品を購入しても届かないなどの被害に遭う危険性があるほか、不正なプログラムを仕込まれることで自分が気付かないところでクレジットカード番号や銀行口座へのログイン情報が盗まれる危険性があるそう。怖いですね。
ユッキが最近みた、ダイエットや美容商品の口コミサイトもよく見たらデザインや作りがほとんど同じで、後から怪しいと気づくこともしばしば。
痩せたい焦りで見えなくなて、ついポチりそうになりますが、そこはぐっと、冷静になる必要がありそうです(苦笑)
ということで今回はネット詐欺について調べてみました。
「インターネット詐欺に関する調査」(社会安全研究財団 平成18年2月調査)
https://www.syaanken.or.jp/wp-content/uploads/2012/05/cy18211802_01all.pdf
(Web調査)各犯罪別認知度「知らない」
- 「架空請求」 1.9%
- 「ネットオークション詐欺」 10.6%
- 「ワンクリック請求」 13.6%
- 「フィッシング詐欺」 17.1%
ネットオークション経験者/詐欺被害者比率
- 「経験者」 52.3%
- 「詐欺被害」 6.6%
※被害内容は「代金を支払った後に商品が届かない」71.7%が最多
ネットオークション詐欺の被害にあった際の相談先
- 「オークション 運営企業」41.2%
- 「警察に相談した」29.9%
- 「弁護士・弁護士団体」41.2%
- 「誰にも相談しなかった」32.5%
詐欺対策
- 「過去の取引評価を参考にする」86.3%
- 「商品状態の説明が詳しく書いてあるか確認する」42.5%
- 「トラブル口座でないかどうか確認する」30.1%
- 「住所電話番号等の個人情報が実在するか確認する」17.7%
さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
「調査項目によって調査ツールを分ける」についてです。
本調査のインターネット詐欺については、Web編とモバイル編に分かれています。
今回ご紹介したデータはWeb編のもので、主にPCで被害にあった詐欺項目が中心になっていました。
モバイル調査編の方では、モバイル利用実態やモバイルを通じたネット犯罪などの認知や経験、対策などを調査しています。
回答者もPCでモバイルについての経験を回答するよりも、モバイルで実際に回答する方がより記憶も鮮明になり、実態に近い回答が得られるということかと思います。また、対象者に合わせた実態を把握するためにも実際にツール別に調査結果を分けるというのはユニークな手法だと思います。
ぜひ、調査目的と内容に合わせた調査方法を検討してみてください。
今後のヒントになれば幸いです。
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。