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今月の気になる数字「開業数約10倍・市場規模371億円の衝撃。外資が牽引する、第2次麻辣湯ブーム」

さあ、子供たちの夏休みも終わり9月に入りました。
街も電車も混み始めているのが気になる今日この頃。
夏休み取得の分散が叫ばれ始めてからはずいぶん時間がたっていますが、
子どもの頃の刷り込みか、9月になると夏休みが終わったという感覚が残ってます。
次はシルバーウイークが待っています。
スパイスなどの力も借りて、残暑と季節の変わり目を乗り切りましょう。

さて、気になるのは、2026年現在、繁華街から地方都市のショッピングモールに至るまで、
連日長い行列ができているブームが散見されています。
それが「麻辣湯(マーラータン)」。
TikTokやInstagramなどのSNSを発起点として、Z世代や若年女性層の心を鷲掴みにした
このスープ春雨は、もはや一過性のブームの枠を超え、日本の「新たな定番ジャンル」としての
確固たる地位を築きつつあるようです。
街を歩けば新たな専門店が次々とオープンし、その熱気は加速しているようにも見えています。

麻辣(マーラー)とは、花椒(ホアジャオ)と唐辛子(サンショウ)による独特の味わいを指し、
この味は、四川料理のベースに、舌の痺れと辛さを組み合わせたもの。
麻辣の歴史は古代中国の文献にも遡り、湿気の多い気候に適した香辛料の摂取文化が
影響しているようです。

そんな麻辣湯は、四川の屋台料理として発展し、この湿気の多い日本でも
人気を博するようになりました。
そしてこの爆発的なトレンドの裏側には、単なる「美味しい・辛い」という次元を超えた、
現代の若者の消費心理が隠されているようです。
今回は、各種の最新調査データをもとに、第2次麻辣湯ブームの現在地を見ていきましょう。

なぜ、これほどまでに麻辣湯が支持を集めているのでしょう。
その背景には、「体験型」と「ヘルシー&罪悪感のない満足感」という要素がありそうです。

多くの麻辣湯専門店では、店頭のショーケースに並ぶ数十種類の具材(野菜、キノコ、肉団子、海鮮など)から、自分の好きなものをトングでボウルに選んでいく「カスタム方式」を採用。
麺の種類やスープの辛さレベルも自由に選べるため、選ぶ楽しさ、自分好みにカスタマイズするエンタメ性が、SNSでの「シェアしたくなる体験」に。

さらに、「春雨=ヘルシー」「豊富な野菜=美容に良い」というイメージが、カロリーや健康を気にする若年層のみならず多くの世代の“罪悪感を打ち消す免罪符”になっているのかも。

さて、今月の「気になる★数字」
開業数約10倍・市場規模371億円の衝撃。
外資が牽引する、第2次麻辣湯ブーム

についてみてみましょう。

見逃せないこのブームの背景にある巨大な構造変化は、「資本の出所」の変化だともいわれています。
国内のインディーズ系や既存の外食チェーンが参入している一方で、
「楊国福麻辣燙(YANGGUOFU)」や「張亮麻辣湯(Zhangliang Malatang)」といった、
本場・中国で数千店舗を展開する圧倒的な巨大チェーン資本が日本市場へ本格上陸を果たし、
猛烈な勢いで店舗網を広げているのです。

日本の外食企業が苦戦する中、本場の本気度と圧倒的な調達力、
さらには日本人の口に合わせた見事なローカライズを武器にした中国資本の進出は、
国内の外食勢力図に小さくない衝撃を与えているという意見も。

株式会社Reviewが発表した飲食店データによると、
全国の麻辣湯専門店の新規開業数は、2022年の21件から2025年には225件へと急増し、
わずか数年で約10倍という驚異的な伸びを記録しているもよう。
特筆すべきはその伸び方の推移で、2023年に26件、2024年に47件と推移し、
2025年に一気に200件超へと跳ね上がっている。

国内外食において中華ジャンル内での麻辣湯のシェアがわずか数年で数倍〜数十倍規模へと膨れ上がり、
まさに「一人勝ち」の状態を作り出しているという意見も。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000043858.html

さらに、富士経済が発表した最新の専門料理店市場調査によれば、
麻辣湯専門店の国内市場規模は371億円(前年比97.3%増)という予測が示されており、
急成長を遂げていることが裏付けられている。
https://www.fuji-keizai.co.jp/press/detail.html?cid=26071

これは単なる一過性のグルメブームなのでしょうか。
インバウンド観光客による母数拡大に加え、国内の生活者(特にZ世代や女性層)が外食に求める価値が、「ただ安くてお腹を満たすもの」から「自分好みにカスタマイズできる楽しさ、美容・健康への投資、SNSを通じた体験共有」へとシフトしたことで今後もブームが衰えない可能性も。

第2次麻辣湯ブームは、外国資本の巧みな参入戦略と、現代日本の消費者のインサイトが噛み合った結果、生まれた必然のトレンドといえるかもしれません。
この市場が今後さらに定着していくのか、あるいは新たな進化を遂げるのか、
引き続き外食・マーケティングの両面から目が離せません。
残暑と休み明けの多忙を乗り切るサポートになってくれるスパイスを
手軽に気軽に取れる麻辣湯で。元気を出していきましょう!

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