11月も引き続きユッキのニュージーランド旅ネタに絡めて調査ネタを選定しています。旅レポと一緒にお楽しみください。
ニュージーランドは南半球のため、ヌーボー解禁は8月です。世界で最も早く飲めるヌーボーとも言えそうですね。
ニュージーランドワイン協会New Zealand Winegrowersによると、692のワイナリーが存在するらしいです(2013年度時点)。白ワインのソーヴィニヨン・ブランが収穫量全体の7割を占めているそう。赤ワイン好きなユッキも、ニュージーランドでは白ワインを楽しみました。
種類が豊富でリーズナブル。現地のロコガイドさんがワインに詳しくて、ランチの時にたくさん情報収集して、一緒にお買い物も付き合っていただき、美味しいワインを楽しめたのもよかったです。旅にはロコガイドが欠かせません!
ということで、「ボジョレー・ヌーボー」をテーマに、ヒット予測調査を検証します。
「ボジョレー・ヌーボーに関する調査」(マクロミル 2016年10月発表)
http://www.macromill.com/honote/20161101/report.html
- ボジョレー・ヌーボー今年も買いますか?昨年購入者の70%が「購入する予定」と回答。
- ボジョレー・ヌーボーを昨年に続き今年も購入予定の人の40%が「予約して購入」すると回答。
- 1年に1回しかワインを飲まない人のうち58.8%がボジョレー・ヌーボーを昨年に続き今年も購入予定。
3つ目の調査結果が驚きですね。1年に1回しかワインを飲まない人でも、昨年ボジョレー-を買った人がいること自体が興味深いです。
って、ことは、1年のうちボジョレーしかワインは飲まないってことですよね???
そして、6割が今年もボジョレーを買うんですね。なんだか、これはもう、「端午の節句」とか、「土用の丑の日」的な年中行事でしょうか。柏餅などは、1年のうち5月5日前後に1回食べるかどうかの食べ物で、大好きだから食べるというよりも、もはや、縁起物的な勢いで食べている印象があります。
今回のワンポイント★プラスは…
「調査対象者(ベース)によって、伝えたいことの意図が変化する」です。
このブログでも何度か調査対象者について触れてきましたが、今回の調査では「昨年、ボジョレー・ヌーボー購入者」にベースを絞って結果を発表しています。
20数年前のバブル景気の時代には、ボジョレー解禁は大型イベントになりテレビでも話題になっていましたが、既に時代は、ワイン好きの一部も人たちの間で話題。
まあ、スーパーマーケットでも安い輸入ワインのキャンペーンのためのポスターが張り出されているように、生活密着型になってきているともいえますが…いずれにせよ、過去話題になっていた時代に比べるとこのイベントを1年中心待ちにしている人は少なくなってきているともいえます。
そのなかでも、ワインを売りたい企業がどのようなPRをしたらよいかを考える際に調査をする場合は、買っている人、分かっている人を対象にして精査な調査を組み立てていく必要があります。その場合には、やはり、調査対象者にワインに関心のない人を含んで薄めてしまうより、昨年の購入者に絞って、意識調査、実態調査をしていく手法が大切だともいえますね。
次回もお楽しみに!
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。