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世界4位の競争力オランダに生産性を学ぼう!

今回も弾丸Tripだったアムステルダム視察から、オランダ事情&マーケティング情報をお届けいたします。

オランダの国土は九州くらいの面積で、人口は日本の1/8ですが経済力は歴史的にもピカイチの国だとご存知でしょうか。

世界競争力レポート2017でも、世界4位の競争力(日本は6位)。
国民一人あたりのGDPは日本の1.2倍。本当に高い生産性に驚きます。

EUのゲートウエイとして金融、輸出入の物流はもちろん、天然ガスなどの資源も多く石油化学コンビナートも稼ぎ頭のようです。

風車で有名なオランダ…なんだか牧歌的な風景だと勘違いしていましたが、蒸気機関が発明されるまでは、ハイテクのエネルギー機器でした。

アニメや絵本では農村部の脱穀機械のイメージですが(笑)海抜の低いエリアの干拓排水や製造機械のエネルギーで他国に先駆けた繁栄を支えていたとか。
技術開発やエネルギー変革が起こっても、常に変化を受け入れ成長している国でもあるのです。

「Global Competitiveness Report 2017-2018(2017-2018 世界競争力レポート)」(世界経済フォーラム 2017年4月発表)

https://www.weforum.org/agenda/2017/09/global-competitiveness-2017-top-economies

(全調査ダウンロードはこちらから)

https://www.weforum.org/reports/the-global-competitiveness-report-2017-2018

■国際競争力‐(カッコ内は前年度):
1位(1位)スイス、2位(3位)米国、3位(2位)シンガポール、4位(4位)オランダ
日本は9位(8位)

■イノベーションランキング:
1~6位はスイス、イスラエル、フィンランド、米国、ドイツ、スウエーデン。
オランダは7位、日本8位という結果でした。

■国際観光ランキング :
1位(1位)スペイン、2位(2位)フランス、3位(3位)ドイツについで日本は4位(8位)と大きくランクアップ。

国際観光ランキングのいくつかの指標のなかで評価がアップしたのが、国の観光に対する優先度やマーケティングの効果などだそう。一方、評価が低下したのがブランディング。検索結果などから判断した結果、他国に比べて検索順位や話題の提供などが十分ではなかったとの評価とレポートされています。

今回の「ワンポイント★プラス」は…
「総量だけに着目せず、生産性の高さに着目する」です。

調査指標のなかで、「総量」「総額」など全ボリュームだけでなく、一人あたりの生産性や、総面積に対する生産性など、「率」に注目すると、新しい価値が浮かび上がってきます。

日本とオランダの関係は古く、歴史的なイメージも大きな分だけ最新、現状の情報をアップデートしておく必要があると実感。
こうした生産性に着目して数字を見ておくと、成長性の高いものを見落とさずに済みますね。

そういえば、オランダのホテルで一番びっくりしたのは、バストイレの掃除のしやすさです。床置きになっているものがないことに驚きました。

ゴミ箱もトイレもすべて壁や家具に備え付けてあり、床を磨くのにモップ一発でOK。自宅も何気なく床置きになっているごみ箱や、移動式ではない家具があるから、掃除機をかけるたびに動かさないといけなくて、地味に無駄な時間を使っていることに気づきます。

小さなことからコツコツと…やがて大きな時間となって帰ってくるかもしれません。

今後のマーケティングのヒントになれば幸いです。

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。

いよいよゴールデンウイーク突入!素敵なバカンスをお楽しみくださいね^^