entry_image

アンケート調査の基礎解説〜第2章「調査で聞けること/聞けないこと」について 調査項目に「ぷらす1★スパイス」付きです

こんにちは!ユッキのアンケートクッキングにようこそ!

8月も最終コーナー…お盆休みはとっくに終わっているのに、子どもの頃からの習性で8月が終わるというだけで、日曜日の「サザエさん」が終わったような寂しさがこみ上げてきますね。

ユッキはそんな寂しさがこみ上げた時、いつも思います!

「明日は会社から、15:00に引上げよう、そしてビアガーデンに駆け込もう」

実際には、月曜はそんなことはできないことが多いのですが、あえて、15:00以降のアポは入れずに、条件的にはビアガーデンに駆け込める状況を作るだけで心が癒されるのを感じます。。。皆様も試してみてください(笑)

さて、今回も、「もし、アンケート調査担当になったら…」のテイで、調査担当の虎の巻的なお話をお伝えしていけたらと思います。

さて、今回のアンケート調査:虎の巻は、ついに第2章に突入。

「第2章「アンケート項目の設計について」 ①調査で聞けること/聞けないことについて」です。

ぶっちゃけ、調査の中で「聞けないこと」なんてありません。設問項目に入れてしまえば、そして必回答にしてしまえば(苦笑)回答者から、答えは収集できることはできます。

ただ、せっかく回答を回収しても「大した分析にならない」という残念な結果になることがあります。
それは、いったいどんな設問なのでしょうか?

それは「●●しなかった理由」です。

商品満足度調査イベントの満足度調査などは、基本的に購入者、参加者に限定して行うアンケート調査なのであまり、このトラップにはまることはないとは思いますが、「買わなかった商品」「参加しなかったイベント」についても質問したくなることはよくあります。

また、広く消費者に意識を尋ねたり、自社ブランドについて未経験者も含めて調査したりするケースも含めて「未経験者」に尋ねることは注意が必要なのです。

つまり、人は「経験しなかったこと」についての理由は、実は明確でないことが多いのです。
ぜひこれまで実施してきた調査の対象者と設問を検証してみてくださいね。

今回の「ぷらす1★スパイス」は、
どうしても未経験者に尋ねたい場合の魔法の設問(●●未経験者に質問です)「もし、●●するとしたら、何が必要でしたか」です。

例えば、「この夏の海外旅行に関するアンケート」だったとします。
今年は国内旅行のみ実施、あるいは、旅行自体をしなかった人に対して、海外旅行を実施しなかった理由を尋ねたい場合、そのままストレートに「海外旅行しなかった理由を教えてください」と聞くよりは、

 

もし、海外旅行をするとしたら、何が必要でしたか (複数回答)

  1. 10万円程度のお金
  2. 5日以上の休暇
  3. 異性の同行者
  4. 同性の同行者
  5. 海外旅行の目的となるような趣味、目的

などと確認した方が、より打ち手の精度が上がる回答が期待できるとは思います。
ぜひトライしてみてください。

次回の「調査設計虎の巻」もお楽しみに…。
皆様からのご質問、ご感想などもお待ちしております。