こんにちは!ユッキのアンケートクッキングにようこそ!
お盆で休暇も終わってしまった方も多いのではないでしょうか?
ユッキも脱力気味に仕事開始です(笑)
学生もお休み、サービス業も増えて休暇分散の流れもあり、8月いっぱいは、都内は電車もガラガラ、なんとなく街も人が少ない…そして、まだまだ暑い。。。夏休みモード継続中の今日この頃です。
ユッキは夏生まれ、かつ、テニス少女で炎天下の中での試合もこなしてきたため暑さには強いものの、さすがに夏バテしてきました。
さて、今回も、「もし、アンケート調査担当になったら…」のテイで、調査担当の虎の巻的なお話をお伝えしていけたらと思います。
さて、今回のアンケート調査:虎の巻は「第1章「アンケートって何?」 ③経年調査の実施時期について」です。
毎年同じ時期に実施する調査は「経年調査」「定期調査」などと呼び、年度ごとの変化、大きなトピックのあった年にどのような影響が現れるかなどを把握する消費者変化や市場動向の把握を目的とした調査です。
この定期調査の目的から言って、大切なのは「経年変化」を把握すること。
1. 調査対象者を変えない (回答者自身は入れ替わりますが、サンプルテーブルは変えない)
2. 調査項目を前年踏襲する (若干の入れ替えは可能ですが、経年比較したい項目は聞き続ける必要があいます)
そして、最後に大切なのは
3. 調査時期を変えない
ことも大切です。
特に、大きな休暇やイベントと、調査実施時期の関係性を保つことが大切です。どういうことかというと…
毎年の調査実施をゴールデンウイークに入る前の時期か後の時期に実施しているのかを変えてしまうと大きく結果がぶれる可能性があります。
例えば、英会話の学習意向や旅行意向など、旅行前と後で大きく意識が変わってしまうので、GW休暇の前後でどちらが正しいということではなく、毎年GW前に実施ししている調査ならば翌年以降もGW休暇前に実施し続けることではじめて、経年比較の正確さが出てくると思います。
また、季節柄、気分も変わりますし、出費金額も季節ごとに変化するのが日本人です。同じ人でも、調査時期によって感性や回答結果が変化します。定期的に実施している調査があれば、ぜひ調査時期を検証してみてくださいね。
今回の「ぷらす1★スパイス」は、
「分析時に、調査時期を加味して分析してみる」です。
お盆休みの時期に実施した「商品購入者満足度アンケート」だったとします。
例えば「次回の購入意向調査」の結果が高かった場合、直前のボーナス平均金額、夏季休暇時期の旅行費用平均金額が上がっていたか下がっていたか…今年の夏の平均気温は昨年度と比べて高かったか低かったか…なども加味して分析していくと、次年度以降の予測も立てられるかもしれません。
ぜひトライしてみてください。
次回の「調査設計虎の巻」もお楽しみに…。
皆様からのご質問、ご感想などもお待ちしております。