G20中国で開催!中国人が受け入れがたい日本食習慣はラーメンライス。回答者が少ない時の裏ワザ教えます!「ぷらす1★スパイス」のご提案
学生さんたちの夏休みも終わり、通勤電車も徐々に混んできましたね。
DINKS(共働き夫婦のみ)生活だと、会社の夏休みが終わると夏も終わるような気がしていましたが子どもの夏休み中は、こちらも夏休みのウキウキムードが1月半も続いていただけに、8月末はまるで日曜日の「サザ●さん」を見ているような寂しい気持ちに…(涙)。5月病ならぬ9月病は、ワインでも飲んで吹き飛ばさなきゃ。
さて、このブログ『この1問で使える調査に!ユッキのアンケートクッキング』では、「プロが公開!そのまま使える!調査項目&設計虎の巻」や、時事ネタや話題の調査をもとに、「そのまま使える!アンケート項目にぷらす1★スパイス」をご提案させて頂きます。ぜひ、アンケート調査ご担当者の方は、お客様の本音を引き出す調査項目を考えるヒントにしてくださいね。
今回のテーマは、昨日から中国(杭州)で開催されたG20にちなんで「中国人もびっくり!日本食習慣」です。
「中国人が「理解できない」日本の食習慣5選、アンケート調査(Record Chaina 2016年5月5日掲載)」
中国人が理解できない日本の食習慣1位 「料理に生卵をプラス」51%
選択肢が限定されているアンケート調査ですが、
- ラーメンとご飯 22%
- しょうゆをご飯にかける 5%
- みそ汁はスプーンで飲んではいけない 16%
- どこで食事しても小皿だらけ 3%
という結果だったそうです。
中国では卵の生食はほとんどないとのことで、たまごかけご飯や、すき焼き、牛丼やカレーにも生卵をオン!する食生活が不思議に感じるとのレポートが掲載されていました。日本と中国の食生活の違いが浮き彫りになる面白い調査結果ですね。
さて、みなさまも、「こういった答えを導き出したい」というゴールが先に決まっているPRのための企画調査などを実施する場合もあるかと思います。
本来、正確な調査結果を出したい場合には、漏れがないように多くの選択肢を設定する必要がありますが、回答者数が多くない場合や、訴求力の高い結果を出したい、面白い選択肢に回答を集めたい…等という場合には、あえて、調査設計時点で選択肢を絞ったり、面白い選択肢に回答を集めるように仕掛けをしておくという手もあるかもしれません。
ただし、この場合、注意点が2つあります。
① あまり選択肢が少なすぎると、全てのすべての選択肢が「スベる」
という最悪の事態を引き起こすことも
② 必ず「複数回答」で設定し、回答者数以上に回答数を確保する
にご留意ください。
そこで今回の「ぷらす1★スパイス」は、
回答者数が少ない場合や、支持率を上げてインパクトある結果を出したい!という場合は、「複数回答」で調査を実施すべし…です。
「こんな回答が上位だったたら面白いよね」という選択肢を複数上げておき、できるだけ事前にターゲットとなる人たちにプレアンケートを行っておくと安心です。設計者は面白いとおもった選択肢でも、まったく選択されないということもあるのです。
プレアンケートで、「これはスベらないだろう」という選択肢を複数、保険をかけて用意することを忘れずに。
そして、やはり一番大切なのは、「複数回答」と明記しておくこと。あるいは「3つ以上選択してください」などと複数指定してしまう手もあります。
もし、「単数回答」で設定してしまうと、選択肢票が割れてインパクトの薄い結果になりかねません。もちろん、質問内容により、単数回答でしか回答させられない設問もありますので、そのあたりは事前によく考えてアンケート調査設計をしてみてくださいね。
また、来週!
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。