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春爛漫!チューリップの国オランダ花ビジネス事情

さあ、いよいよ新年度!
毎晩、歓送迎会に追われている方も多いのではないでしょうか?

春の歓送迎会に欠かせないのがお花!

サプライズにぴったりサイズの花束を…と思うと、贈る方も、贈られる方も持ち運びはちょっぴり大変なのですがやっぱり、花束は心を明るくしてくれる嬉しいサプライズ。

今回からしばらく(笑)、またまた弾丸Tripだったアムステルダム視察からオランダ事情&マーケティング情報をお届けいたします。

「花きの現状について」(農林水産省 2014年4月発表)

http://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/pdf/kakimeguji1404_1.pdf

■日本における花きの輸入:全体1割 421億円、切り花13.9億本+4.2億球(球根)

■球根の輸入先:第1位 オランダ 全体9割を占める

FAOSTAT2013年では
■国別農産物輸出額:第2位 オランダ(1位アメリカ、3位ドイツ)

オランダ最大のスキポール空港そばに、世界最大級の花卉専門の市場があり世界から花卉が集まりそこでセリにかけられており、世界の45%をそこで取り扱っているそうです。

オランダの国土は日本の九州くらいの大きさ、総人口は1710万人程度。

さまざまな産業で生産性の高さが注目されているオランダですが、国土が狭くても「農業大国」と言われるゆえんは農産物産出高(量)、産出額ではトップ20にも入らないのですが、なんと国別農産物輸出「額」は、アメリカに次いで第2位!

輸出量は国土が広く安い労働力を確保できている各国に負けてしまうのですが、その分、付加価値の高い農作物加工の輸出を実現している国なのです。

今回の「ワンポイント★プラス」は…
「指標によって変わるランキングを駆使して分析する」です。

今回ご紹介した調査結果では、単に日本にとって球根の輸入先NO.1の国がオランダということになりますが、世界のなかで花卉の取り扱いシェアや、輸出量、輸出額、人口一人当たりの…というさまざまな指標を見ていくと、その国の戦略が見えてくるのです。

今後のマーケティングのヒントになれば幸いです。

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。