連日ニュースでも、海外からの旅行者の話題が持ちきりでしたね。
2月は中国の旧正月 春節でたくさんの人が日本を訪れてくれました。そして、今、春本番の日本に桜を見に訪れる外国人がすごいことになっています。
京都はもちろんですが、ここ東京も桜の名所として注目されています。
徳川家康が治水のために川沿いに桜を植えて土地を踏み固めてもらうという都市戦略を立てたのは有名な話。だからお江戸、東京は桜の名所なんですよね。
今回のテーマは外国人旅行者。
「バイドゥ、訪日中国人観光客に関するインバウンド調査結果」(バイドゥ(株) 2018年2月発表)
https://www.baidu.jp/info/press/jp/180222.html
- 2017年の訪日中国人客数は7,355,800人(前年比115.4%増)で、全体の26%
- 訪日目的の1位「観光名所に行く」76%、2位「日本の料理・食事を味わう」39%、3位「買い物」38%
- 手配方法1位は「個別手配」39%、次いで「団体・ツアー旅行」32%、「パッケージ旅行」28%
- 予約方法1位は「携程(Ctrip)」56%、2位「去哪儿网(Qunar.Com)」25%
今回は、調査結果よりも、バイドゥの調査であることが感慨深いです。
過去、観光調査なども手掛けてきましたが、中国本土のメガ企業が日本事務所を持ち、こうした訪日マーケティングを日本人向けにも発表する時代になったかと驚きが隠せません。
今回の「ワンポイント★プラス」は…
「誰にとって使える調査結果をだすのか?で調査項目は決まる」です。
これは中国のインターネットプラットフォーム企業であるバイドゥの調査ですが、調査結果は日本人あるいは日本企業向けのものと思われます。中国人訪日旅行市場の現状を伝え、マーケットの魅力度を伝えるものだと思います。そういった意味では過去、日本国内企業が実施してきた調査項目とほぼ一緒ですし、結果も見慣れた感じではありました。
個人的には、もっと注目される調査にするために、もう一段、中国企業が実施する調査ならではの項目もほしかったところではありますが(笑)。
ただ、ある意味、調査結果を伝えたい相手が知りたいことを伝えるという意味では成功なのかなと実感しました。
今後のマーケティングのヒントになれば幸いです。
次回もお楽しみに!
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