今年から導入!国民の祝日「山の日」。大学生の認知度6割。夏休みで関心薄い。回答者の質が調査を決める!「ぷらす1★スパイス」のご提案
お盆休み真っ盛りですね!今年も避暑地でゆっくり過ごしています。
さて、このブログ『この1問で使える調査に!ユッキのアンケートクッキング』では、「プロが公開!そのまま使える!調査項目&設計虎の巻」や、時事ネタや話題の調査をもとに、「そのまま使える!アンケート項目にぷらす1★スパイス」をご提案させて頂きます。
ぜひ、アンケート調査ご担当者の方は、お客様の本音を引き出す調査項目を考えるヒントにしてくださいね。
今回のテーマは、せっかくの新しい祝日なのに、のっけから飛び石でイマイチ感が漂う「山の日」について。
「山の日の認知度について (マイナビ学生の窓口調べ 2016年7月27日)」
今年から祝日になった8月11日は何の日か知っていますか?
はい 223人(62.5%)、いいえ 134人(37.5%)で、知らないと回答した大学生が約4割いたことが分かった。
知らない理由については、「夏休みだから関係ない」、「誰も話題にしないし、気にならないから」という回答が多かったとのこと。
1年前に発表された「”山の日の認知度” (ソニー損保リサーチレポート 2015/7/30)」
http://from.sonysonpo.co.jp/topics/pr/docs/research20150730.pdf
こちらの調査では、全体の認知度自体が4割。学生だけを切り取った調査と比較するのは本来なら難しいですが、1年後の認知率は上がっていることも予測されます。実際に2016年のカレンダーをみて、初めて祝日が増えていることに気付く人が多かったのでしょう。
さて、みなさまのお客様に対しても、こういった意識調査をされることもあるかと思います。ターゲットによって、そもそもの興味関心の格差が大きいことはよくあります。
事前に「学生は夏休み中なので、あたらしい国民の日は無関係である…」といったことが想定される場合はより、結果が強調される設問を追加すると発表時にインパクトのある結果が出せると思います。
上記調査では自由回答で「知らない理由」を尋ねていますが、例えば、「山の日の制定に対して嬉しい度合」を世代別、性別、職業別などに分けて聞いてみたら、専業主婦などは、自分は休みと関係がなくても、子どもや夫の休日は大いに関係がある…ということが浮き彫りになったりするかもしれません。あるいは子どもよりパパの方が喜んでいることが分かったりするかもしれませんね。
そこで今回の「ぷらす1★スパイス」は、
「予め捉え方に格差が大きいことが予測される調査」には、あえて、面白い結果が出そうな設問をプラス!
例えば、美容健康食品に対する調査の場合、男女で大きく関心が異なることが想定されます。女性なら年代問わず美容には関心は高く、男性は関心が薄いことが想定されます。
その場合は、あえて男性にも関心度を確認し、
関心が薄い理由を以下からお選びください
- 自分に対する美容はお金を掛けないと決めている
- 美しくなることは諦めている
- 周りには勧めたいと思うが、自分がお金を出すことはない
- 補助食品に頼らず鍛えることで美を追求したい
などなどを並べてみるのも面白いと思います。
しかし、昨今の男性は美容に関心の高い人も多いので、思った結果は出せないかもしれませんが(笑)
それもまた、リリース後、話題を呼びそうな気がしますね。
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。
また来週!