
今年も暑くなりそうですね。田んぼでは、田植えから約1か月、
青々と育っている田んぼの風景をTVなどで目にして、ほっこりする今日この頃です。
ユッキが出身の関東では、5~6月が田植えのシーズンなので、
この季節になると田植え時期かと思い込んでいましたが、
南北に長い日本では、当然地域によって田植えシーズンも異なるのですね。
気温の高い沖縄や九州地域の一部では2期作、2毛作も可能で、
3月から田植えをするところもあるとのこと。
(沖縄の離島では1月から田植えという場所もあるそうです。
https://www.gohansaisai.com/fun/entry/detail.html?i=784)
お米といえば昨今、「令和の米騒動」「備蓄米」などの話題が目白押し。
街ではおにぎり屋さんも増えたりして、より意識してお米をいただくようになった気も。
このように日々、日本のお米について考える機会が増えたという人も多いのではないでしょうか。
備蓄米で価格がやや落ち着いてきたという話題は聞きますが、
逆に日本で一番高いお米ってどんなものでしょうか。
少し調べてみたところ、「東洋ライス株式会社が生産する「世界最高級米」という金芽米」だそうです。
(2024年1月時点「高級ナビ」調べ https://column.kokyunavi.jp/foods/kokyu-rice/)
こちらのお米は、なんと6合10,800円で、2016年に、世界で最も高額なお米(Most expensive rice)
としてギネス記録に認定されているそう。
https://www.toyorice.jp/c/saikoumai/7001000084/
毎年、静岡県で開かれる「米・食味分析鑑定コンクール」でも「国際総合部門」金賞を受賞しているようで、どこで育ったお米なのか調べてみたところ、なんとブレンド米。
岐阜県高山市 水田農業サービス岩島精米所 岩島 正卓様 岐阜県産コシヒカリや
新潟県南魚沼市 桑原農産 桑原 真吾様 新潟県産新之助、ほか熊本、長野などの
全国の美味しい玄米を厳選して独自のブレンド技術や精米技術を駆使しているそうなのです。
まるでワインのように、奥が深い日本のお米の世界…ますます目が離せません。
そんななかこんな調査を発見しました。
「お米についてのアンケート調査」
(日本協働組合連合会 2025年5月発表)
https://jccu.coop/info/up_item/release_20250508_01_01.pdf
■あなたのご家庭で、お米を食べる頻度を教えてください。(答えはひとつ)
1位「1日に2回程度」52.7%(昨年比+1.2P )
2位「1日に1回程度」25.2%
3位「1日に3回以上」17.4%(昨年比-1.2P )
■直近の6ヶ月間において、あなたのご家庭で価格上昇により、お米を食べる頻度は変わりましたか。(答えはひとつ)
・「変わらない」80.0%
・「減少した」16.9%
・「増加した」2.3%
■あなたがお米を買うときに重視することを教えてください。(答えはいくつでも)
・「国産米である」77.8%
・「銘柄」40.5%
・「量」34.3%
・「産地」33.6%
・「価格が安い」33.1%
■今後もお米の価格の上昇が続いた場合に、あなたがお米を買うときに重視しなくなることを教えてください。 (答えはいくつでも)
・「わからない・特にない」33.9%
・「銘柄」 30.4%
・「産地」19.0%
さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
「回答者のプロフィールを確認する」というテーマについてです。
こちらのコーナーでは何回か基礎編として取り上げてきたテーマですが、
今回の調査結果では、購入の際に重視すること/しなくなること、のなかで
「価格」の順位にやや違和感がありましたが、その背景について確認してみるという
作業をしていきたいと思います。
今回の調査には調査対象者について下記のようにのみ表示されています。
「調査対象:組合員モニター」
また、先ほどの「米を食べる頻度の確認」の設問には、年代別回答者数が明記されています。
20代 (89)
30代 (627)
40代 (1245)
50代 (1584)
60代 (1607)
70代~ (1185)
お気づきの方も多いと思いますが、30代以下の回答者が少なく、40代以上の回答者、
特に一般調査と比較しても60代以上の回答者数が多いようです。
今回リリース上のみでは、本調査の詳細な回答者プロフィールが分かりませんでしたが、
例えば、その他の調査元の調査を見てみると、「全国生協組合意識調査2024」
https://jccu.coop/info/up_item/release_20241120_01_01.pdf
といった調査の中に会員全体の詳細なプロフィールを確認することができます。
なぜ、こうした回答結果になっているのか…などを
推測することにも役立つのではないかと思います。
ぜひ、今後の調査分析の際の参考にしてみてください。
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。