大手ビデオレンタルショップやファストファッションのショップですでに始まっていたセルフレジ。最近では大型中型スーパーでは一部セルフレジのレーンも見え始めてますが、、、でも、東京に暮らしていてもまだまだ人がいるレジが主流だと思っていました。
ところが、先日、徳島出張でびっくり。駅前のスーパーの自動レジがかなり機能してるんです。若い人だけでなく、お年寄りもしっかり使っていました。
レジのスタッフ不足も地方の方が深刻だとか、、、日常生活でセルフレジが浸透するスピードも速いかもしれませんね。
ということで、今回のテーマは「セルフレジ」。
全国全年代調査でどの程度の利用率なのかみてみましょう。
「セルフレジの利用に関するアンケート調査」(マイボスコム2018月12月調査)
https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=24506
直近1年間のセルフレジ(商品スキャン・会計を客が行う)の利用状況
「設置店舗利用時は、ほぼ毎回利用する」10.4%
「設置店舗利用時は、利用することが多い」22.9%
「設置店舗利用時は、利用しないことが多い(たまに利用)」25.1%
全体の利用経験率は、54.8%
「設置店舗に行ったことはあるが、利用しない」17.5%
「設置店舗に行ったことはない」24.1%
直近1年間にセルフレジを利用した店舗(利用者のうち)
「スーパー」90.7%
「衣料品店」7.3%
「CD・DVDレンタルショップ」7.0%
「ホームセンター」6.8%
「コンビニエンスストア」6.0%
フルセルフレジ利用場面
1位「対面式レジが混んでいる」
2位「セルフレジに並んでいる人が少ない・混んでいない」
3位「買うものの数が少ない」
支払い方法
1位「現金」
2位「クレジットカード」
3位「電子マネー」
フルセルフレジの不安・不満点について
1位「慣れていないとスムーズにできるか不安」
2位「店によって操作方法や手順が異なる」
3位「手順がわかりにくい・複雑」
さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
「調査対象者の全体性」です。
個人的な体験から、大手企業の実験店舗や大手チェーン系スーパーをイメージしてしまったり、IT機器に強い若手をイメージしてしまうとつい、年代も60代くらいまでのサンプルで設計ししまったり、エリアも東京、大阪、名古屋など大都市を中心としたサンプル設計をしてしまったかもしれません。
こういった、全国全年代の浸透度を測る時には、日本全国の生活実態を確認した上で、また先行調査で海外事例なども確認をした上で設計をしていくことが必要です。
ちなみに、こちらの調査では海外のセルフレジ実態をまとめてあります。
すでに、北米、オーストラリアでもシニア層がセルフレジだけでなく、無人店舗に対してポジティブになっていることが確認できます。
https://www.ncr.co.jp/wp-content/uploads/files/solutions/self/fl/fl_wpa/RET_SCO_wp.pdf
ぜひ、今後のマーケティングのご参考に!
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