街はピンク一色。
チョコレート会社、いや、もっというと米国の砂糖業界がマーケティング的に仕組んだ一大イベントから始まったという説もあるバレンタインデー。
こと2月は行事も少なく寒さに縮こまりそうなこの季節ですが、ウキウキモードのイベントが街を彩るのは楽しい気分になります。
ちなみに韓国では、毎月14日がカップルデーに設定しているそうです。
カップル文化の突き抜け度が半端ないですね。
ということで、今回のテーマは「バレンタイン」。
毎年各社から発表される調査ですが、世相を表す切り口を探ってみましょう。
「バレンタインでの楽しみ方やスタイルに関する意識調査」(ロッテ2019月1月調査)
愛を告白する(される)タイミングとして バレンタインを意識しますか?
「意識する」33.6%
「意識しない」66.4%
年代別トップ 10代51.6%
本命チョコをもらえたら嬉しいですか?
「嬉しい」79.7%
「嬉しくない」20.3%
旦那様にチョコをあげる際の気持ちとして 近いものは、本命ですか義理ですか?
「本命チョコ」54.3%
「義理チョコ」45.7%
家族チョコ「お父さん」編
妻と娘からもらうチョコでは、 どちらがより嬉しいですか?
「娘より妻からもらう方が嬉しい」38.5%
「妻よりも娘 からもらう方が嬉しい」61.5%
父親の約3割は「もったいなくて食べられない」
最長2.7年保管する人も
家族チョコ「お母さん」編
バレンタインにお子様にチョコを 送っていますか?
「送っている」31.0%(回答者中「毎年送っている」63.1%)
「送っていない」69.0%
バレンタインに「逆チョコ」をもらったら嬉しいですか?
「嬉しい」96.1%
「嬉しくない」3.9%
「逆チョコ」をもらいたい相手
1位「パートナー(旦那、彼氏)」 45.4%
2位「男友達」21.3%
3位「息子」9.2%
さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
「調査対象者の思い込みをなくす」です。
前回のセルフレジ調査の時もお伝えしました。
個人的な体験から、調査サンプルに偏りが起こらないようにさまざまな状況を予測し情報を集めて設計しましょうというお話です。
バレンタインという言葉からどうしても、若いカップルを想像してしまいがちですが、すでに人口から行って若者層が少なくなってきていることと、大手お菓子メーカーの安価な価格帯のチョコレートにおけるターゲットは専門ショップに本命チョコを買いに行くターゲットとはやや異なります。
そうです!
今回のようにファミリーにおけるバレンタインとは何かということを突き詰めた時に浮かび上がってくる調査設計になっている好例だと思います。
自社商品のターゲットの思考や行動を突き詰めていくと他社にはできない切り口の調査設計が実現できるかもしれまません。
それにしても。。。
女子は逆チョコをもらうとほとんどが嬉しいと回答。
男性の本命チョコをもらって2割が困っているという回答と大きな開きが。つまり、とりあえず女子には逆チョコで心を動かせるチャンスになるということがいえそうです(笑)
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