令和になって皇太子様と雅子さまが英語でコミュニケーションを取られているお姿が映像で流されることも増え、気づけばちょっとした情報番組でもタレントさんや局アナが英語で直接海外セレブにインタビューするのも目にする機会が増えた気がします。
また、大学入試への民間英語試験導入延期など何かと話題の英語教育。オリンピックも相まってますますかねつしそうなムードです。
そんな中、矢野総合研究所から発表されている2017年度の語学ビジネス総市場規模(主要14分野合計)は、事業者売上高ベースで前年度比102.0%の8,666億円だそう。
大学入試制度改革、小学校での外国語必修化、などここ数年幼児・子供向けサービスが増加しているとのこと。
ちなみに、子供向け英語サービスも多様化していて、外国語教室はもちろんプリスクール、英語講師派遣、英会話教材だけでなくオンライン英会話などe-learningや、AI(人工知能)を活用したものや従来通りの人による翻訳・通訳ビジネス市場も好調だとか。
まさにマーケットは過熱気味な一方で、なかなかユッキの英語力は進歩せずw。
最近は無料英語アプリでAIとたわいない会話をするのが楽しみです。
ということで今回のテーマは「びじねすマンの英語の活用実態」に関する調査です。
こんな調査がアップデートされていましたのでご報告!
「英語活用 実態調査 - 企業・団体 ビジネスパーソン」(国際ビジネスコミュニケーション協会 2019月10月発表)
◼️企業・団体における英語の位置づけ・今後のビジネスマンにとって重要な知識やスキル
1位「英語」82.6%
2位「コミュニケーションスキル」80.7%
3位「問題解決力、実行力」50.3%
4位「リーダーシップ、組織マネジメント能力」72.3%
5位「論理的な思考能力」70.3%
◼️ビジネスマンにとって不足している・今後強化すべき知識やスキル
1位「英語」67.0%
2位「リーダーシップ、組織マネジメント能力50.4%
3位「問題解決力、実行力」40.7%
4位「国際的なビジネス感覚」40.3%
5位「コミュニケーションスキル」38.4%
◼️企業における英語スキルの目標・水準
1位「英語で行われる会議(テレカンを含む)で議論できる」19.9%
2位「取引先/ 海外支店とメールでやり取りができる」15.5%
3位「取引先/ 海外支店と電話でやり取りができる」15.5%
4位「通訳なしでの海外出張に一人で行ける」14.6%
5位「簡単な業務連絡ができる」13.6%
◼️職場での英語の使用状況
1位「英語は海外との取引がある部署だけで使われる」 33.9%
2位「社内で英語を使うことはない」29.2%
3位「人材採用時、配属部署の決定や異動時に、一定の英語能力が求められる」17.8%
◼️3年後のの英語の使用状況予測
1位「人材採用時、配属部署の決定や異動時に、一定の英語能力が求められる」17.8%
2位「英語は海外との取引がある部署だけで使われる」 24.5%
3位「社内で英語を使うことはない」18.0%
◼️ビジネスパーソンの「現在、仕事で使用しているレベルに最も近い英語スキル」
1位「挨拶ができる」23.8%
2位「取引先/海外支店と メールでやり取りができる」17.0%
3位「簡単な業務連絡などができる」15.7%
◼️ビジネスパーソンの英語の学習状況
・普段から英語を学習していますか
「はい」39.9%
「いいえ」60.1%
・TOEIC L&Rスコア帯別「はい」と回答している人
「800点 以上」58.3%
「600~800点未満」43.9%
「600点未満」36.6%
◼️英語を学習する場所について
1位「自宅」73.1%
2位「電車やバスの車内など」 5 3 . 8 %
3位「勤務先」25.3%
・TOEIC L&Rスコア帯別「800点以上」
「電車やバスの車内など」71.7%
「自宅」75.0%
◼️ 英語を学習する時間帯
1位「休日」53.2%
2位「通勤の途中・移動中」48.4%
3位「退勤後」 45.2%
・TOEIC L&Rスコア帯別「800点以上」
「通勤の途中・移動中」66.7%と、その他のスコア帯より約2倍も高い
◼️ 英語を学習する方法
1位「参考書・問題集」42.5%
2位「スマホのアプリ」32.9%
3位「英語の新聞、雑誌、サイトを読む」31.7%
4位「英語の映画や動画を見る」30.1%
5位「CDなどの英会話教材」18.3%
・TOEIC L&Rスコア帯別
800点以上「英語の映画や動画を見る」40.0%
600~800点未満「テレビやラジオの英語講座」21.3%
600点未満「CDなどの英会話教材」30.0%
さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
「現状と未来の比較」という方法論です。
今回の調査では、英語の使用状況の現状と3年後予測を尋ねています。もちろん、3年後には実際にどうなっているかはわからないわけですが、このギャップによって、「現在」のニーズが見えるということなのです。
株価予測ではないですが、「もっと上がるだろう」と考えている人がどのくらいいるかによって株価が決まるように、「もっと必要になるだろう」と考えている人がどの程度いるかによって今後の市場の動きが見えてくるわけです。
本調査ではもう一つ、現状のTOEICレベルによって学習方法や学習時間などのギャップを見せていているのが面白いですね。
レベルが上がれば上がるほど、勉強し続けている様子が見えて英語学習の市場はレベルが上になっても一定の大きさがあることを見て取れるのが興味深いです。
まあ、なかなか上達しないという人も多い英語。日本国内ではまだまだ使う機会も少ないという現状もあるかと思います。
それでも、出来たらいいなと思う人はもちろん我が子だけにはせめて英語ができるようになってほしいと思う人もたくさんいるでしょう。
自動翻訳機ができるのを待つより、まずはLet’s speak Englishということでしょうか。
皆様のアンケート調査の際には、ぜひ参考にしてみてください。
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。