皆さま、令和初のお正月はどうでしたか?
年末から年始にかけて気温も天気も日替わりだったことにお気づきだったでしょうか?(喉元すぎると忘れてしまうものですよね)例年、だんだん寒くなる、暖かくなっていくという四季のルールが全く通用しなくなっている昨今。特に昨年末から新年にかけて日替わりの気温、天気に体がついていくのが大変!という方もいらしたでしょうか。
やっぱり、最近、地球がおかしい気がする、、、と気候変動や2020年の経済を占う的なTVの特番を録画予約しまくっていたところ、いきなり年末にDVDレコーダーが壊れました。
慌てて〇〇カメラに駆け込み再調達することになったユッキ。
11月に冷蔵庫が壊れて、キッチンスペース全体をレイアウトし直し新しい冷蔵庫を無理やり入れたばかり。かくも家電故障は連鎖する。
これも気候変動のせいぢゃないのか、、、と思ったりして。
ああ、録り溜めてた冬ドラマを楽しみにしていたのに、どうしてくれるんだ!!!!とがっかりした年末年始でした。
さて、世の中のみなさんはどんな年末年始を過ごしたのかおさらい調査をひとつ。
「“令和初の年末年始休暇の過ごし方”に関する意識調査」(株式会社BookLive 2019月12月発表)
■年末年始を過ごす場所
1位「自宅」60.8%
2位「里帰り」22.5%
3位「まだ予定なし」6.0%
4位「休暇は取らない」3.6%
5位「旅行(国内)」2.9%
■年末年始の過ごし方
・女性
1位「テレビを見る57.8%
2位「家族や親戚と食事をする」56.5%
3位「初詣」51.8%、男性が45.4%と、それぞれ半数程度という結果にな2位「テレビを見る」
3位「読書(マンガ)」32.4%
4位「年賀状を書く」21.2%
・男性
1位「初詣」45.4%
2位「家族や親戚と食事をする」42.9%
3位「テレビを見る」40.8%
4位「読書(マンガ)」38.5%
5位「読書(小説、ビジネス書、実用書)18.3%
■「コタツのお供といえば?」
1位「みかん」31.8%
2位「アイス」30.2%
3位「鍋物」11.9%
4位「お酒」5.4%
5位「おもち」5.3%
・女性
1位「アイス」
2位「みかん」
3位「鍋物」
・男性
1位「みかん」
2位「アイス」
3位「鍋物」
■家族間で話題になったマンガ
※「家族の会話でマンガや小説が話題になったことはありますか?」という質問に対し、「はい」と回答した人の中
1位『ONE PIECE』
「アニメでもやっていて子どもが好き」「家族全員が読んでいるから」という回答が多数。幅広い世代に読まれ、キャラクターや世界観について家族で話題にしやすい作品。
(『ONE PIECE』;1997年から「週刊少年ジャンプ」で連載中の作品。今年はアニメ放送の20周年アニバーサリーイヤーで、原作マンガは2019年12月現在、94巻)
2位:『進撃の巨人』
「家族みんながはまった」「複雑なストーリーについて考察して家族間で議論するのが楽しい」など。
3位:『キングダム』
「歴史をテーマにしているので、年齢問わず家族で興味を持ちやすい」、「実写映画化もし、単行本も50巻を超える人気作品」など
■「家族におすすめしたいマンガ」
1位『鬼滅の刃』
「自分がアニメを見てハマったのでおすすめしたい」という声が多数。勧めたい相手は「兄弟(姉妹)」や「従兄弟(従姉妹)」など回答者の年代の近い家族(親族)へ
(2019年夏にアニメ化した大ヒットした作品。大正時代の日本を舞台に、少年剣士・竈門炭治郎(かまどたんじろう)が、鬼にされた妹を人間に戻すために奮闘する剣劇マンガ。「週刊少年ジャンプ」で2016年より連載)
2位『キングダム』
「歴史好きは、はまってくれそう」「マンガに興味がなくても、人間関係や戦いなど、話して熱くなれるポイントが多い」という声が多数。娘から「父」へ、妻から「夫」へなど、女性から家族の男性に対しておすすめしたいという人が多いそう。
3位『宇宙兄弟』
「人間としてかっこいい人がたくさん出てくる」「夢や希望は努力によって手に入るってこと知ってほしい」「困難を乗り越えて夢を叶えていく姿を見せたい」などがおすすめの理由。「甥」や「娘」など年下の家族におすすめしたいという回答が多数。
さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
「比較対象の切り出し方」についてです。
本調査では、抜粋で紹介されていますが、設問によって比較対象を上手に切り出して調査結果を紹介されています。
例えば、年末年始の過ごし方は既婚/未婚で、コタツのお供は男性/女性で。オススメマンガは性年代別という具合です。
コタツのお供はタイトルにもしたように、いわゆる「コタツにみかん」は定番中の定番ですが、男女別に比較すると「女性の1位はアイス」が浮上してきます。
ハーゲンダッツのCMも冬にリッチなアイスクリームを、、、という女性心をくすぐる作りになっているかと思います。
こういった、設問によって、違いが出やすい、あるいは伝えやすい切り出し方をできるかどうかもリリース作りには欠かせない視点です。
今回、もう一つ分析で面白かったのは、オススメ漫画のおすすめ相手に違いを表現できていることです。
オススメしたいマンガ1位の『鬼滅の刃』は同年代へのオススメ、2位『キングダム』は年上に、3位『宇宙兄弟』は甥や姪といった年下にという違いが分析されていてなるほど〜と納得させられます。
今回は、寄せられたフリーコメントから分析しているようでしたができれば、数値で表現できるとさらに説得力も出てくるので、オススメしたい相手をあらかじめ年上/同世代/年下、あるいは、肉親など身近な存/近しい友人/知人やSNSでといった存在の遠近で分けるなどの選択肢を設定できたらさらに面白かったかなとおもいました。
この場合、無限に選択肢を並べて回答者に負担をかけるのではなく、あらかじめ設問設定のためのプレ調査をしたり、デプスインタビューを実施し仮説を立てた上で、設問をどういった軸で設定するべきかを検証しておくことをオススメしています。
それでも外しそうな時は、保険をかけて2〜3軸設定して置いても良いかと思います。調査では「保険をかける」ことも大切なワザです。
ぜひ参考にしてみて下さい。
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。