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10代男女の9割強が「宇宙関連ベンチャー企業を支援すべき!」

暦の上では春を迎えましたが、まだまだ寒い日も続いてますね。
暖かい日があったかと思うと、急に極寒に逆戻りしたり、地球がおかしな様子がします。

段々と体が慣れていくような積み上げ式から、日替わりで柔軟に対応しないといけない感じに。
まさに、非連続な毎日の波をしのいでいくと言ったところでしょうか。

雪が降ったら家にこもって過ごして、晴れたら元気だして遠くに行くみたいな。
予定が立たない時代になりました。

そう言えば夏頃のブログを見返してみると、同じようなことを書いてました。

とても暑い日の次の日には、いきなり冷たい嵐が来たり、
地球がおかしい、というくだりが、、、

非連続だからこそ柔軟に、
予測が立てづらいからこそ長期的な視野と、いつでも飛び出せる準備、
瞬発力が必要な時代になってきました。

そんな長期的な視野と日本のお話。

少子高齢化による人口減少の中、中長期的には経済もダウントレンドの予測。
内閣府主導で成長戦略会議が行われています。その目玉戦略の一つが宇宙事業です。

正直、ロシアやアメリカ、中国はすでにビジネス的にも軍事的にも進んでいるみたいですが、
日本でもいよいよ本格的に議論しましょうか、、、
という感じでしょうか。

昨年末には、イーロン・マスク率いるスペースX社のクルードラゴンの打ち上げ成功が話題になりました。
日本人宇宙飛行士の野口聡一さんも参画していて、身近な話題となりました。

ユッキは個人的に宇宙兄弟が大好きで、こちらもだいぶ佳境に(笑)

ということで、今回のテーマは宇宙事業についての調査です。
なんと、この調査、ほぼ世の中にはなく、初めての調査なんだそうです。

「宇宙施策に関する意識調査結果」
(株式会社NTTデータ経営研究所2020月12月発表)
https://www.atpress.ne.jp/releases/240320/att_240320_1.pdf

ちょっと、物々しい?!紹介文が書かれています。

内閣府宇宙開発戦略推進事務局の委託事業において、
「宇宙に関する認知度・関心度などについてのアンケート」を実施。
2020年7月から9月にかけて開催された内閣府「宇宙利用の現在と未来に関する懇談会」の取りまとめ内容を踏まえつつ、我が国の宇宙施策に関する認知度や関心度を把握することで、今後の宇宙政策・施策に資することを目的としているそう。

「宇宙施策に関する意識調査は前例がなく、本調査が我が国において初めての実施となります。
2020年11月に宇宙飛行士の野口聡一氏が民間企業のロケット"CREW DRAGON"で国際宇宙ステーションに向かったことや、同じく12月に小型惑星探査機「はやぶさ2」のカプセルが地球に無事帰還したことが大きな話題になりました。

また民間企業による衛星打ち上げや宇宙旅行の計画、NASAやJAXAなどの連携による月面開発プロジェクト開始など、宇宙に関連した活動が熱気を帯びています。

そのような中、一般の人々は宇宙に関する取り組みや日常生活での役立ち方などをどの程度認知しているか、また、日本における今後の宇宙開発についてどのような期待を抱いているかなどについて調査を実施しました。」

とのこと。
ありそうでなかった調査という掘り出し物かもしれません。
それでは詳細を見てみましょう!

■次にあげる単語は宇宙に関係しています。これらについて、あなたの認知度合を回答してください。
(「名前を聞いたことはあるが具体的には知らない」「具体的に知っている」の回答割合)

1位「国際宇宙ステーション(ISS)94.0%
2位「はやぶさ2」89.7%
3位「JAXA」87%
4位「H-IIAロケット」38.0%
5位「SpaceX」34.8%

■あなたは宇宙活動について何から見聞きしたことがありますか。
1位「テレビ・ラジオ」61.3%
2位「新聞、雑誌、本」22.8%
3位「博物館、科学館、研究所などの展示」20.7%
4位「Webサイト」19.5%
5位「YouTube等の動画」18.0%

■宇宙に関する知識(使われ方)
1位「GPS」77.1%
※スマートフォンの地図アプリやカー・ナビゲーションシステムは、人工衛星を用いて現在位置を表示
2位「飛行機Wifi」54.5%
※飛行機や船舶におけるインターネット通信は、データのやりとりに人工衛星との通信を利用
3位「大気汚染観測」46.7%
※人工衛星の観測データを利用して大気汚染情報(黄砂や二酸化炭素濃度など)の把握が行われている
4位「災害状況撮影」42.7%
※大規模自然災害の発生直後に、人工衛星から撮影された画像が災害対応に活用されている
5位「バックアップ回線」36.8%
※地上通信回線のバックアップ(災害などで使えなくなったときの予備)に人工衛星が利用されている
6位「みちびき」26.2%
※ 日本では、独自の測位衛星である準天頂衛星システム(みちびき)を構築し、運用している
7位「アルテミス計画」16.5%
※「アルテミス計画」では、日本人宇宙飛行士の活躍の機会が計画されている
8位「アルテミス計画に日本として参画」13.5%
※2020年10月、米国が主導する持続可能な月面の探査計画「アルテミス計画」への参画を決めた

■以下の活動等の実現に向けて、日本として推進することについてどう思いますか。
(「賛成である」「やや賛成である」の回答割合)

1位「宇宙太陽光発電」90.1%
※宇宙空間で太陽光発電を行い、その電力を地球上に送る
2位「月面天文台」86.7%
※大気の影響を受けない月に天文台を設置し、天文観測を高度化する
3位「月旅行、宇宙旅行」79.3%
※民間人が宇宙船に乗り、月や宇宙空間を旅行する
4位「宇宙エレベーター」77.3%
※エレベーターのような輸送機関で地上と宇宙をつなぎ、人や物資が行き来する
5位「サブオービタル飛行」75.1%
※高度100キロ程度まで上昇して地上に帰還する飛行により、数分間の無重力を体験する、又は太平洋間を約2時間で往来する
6位「宇宙原子力発電」69.9%
※月面で原子力発電を行い、その電力を宇宙活動で利用する

(「賛成である」「やや賛成である」の合計)
■「現在の日本の宇宙予算は、おおよそ米国の15分の1、EUの3分の1の状況です。
今後、日本の宇宙予算を増やすことに賛成だ」76.6%
■「日本は宇宙開発における世界No.1を目指すべきだ」52.7%
■「日本は国として米国など国際社会と協力して宇宙開発を進めるべきだ」86.7%
■「宇宙開発における中心的な役割を担うのは政府機関であるべき」62.2%
■「日本は宇宙産業の活性化に向けて宇宙関連のベンチャー企業を支援すべきだ」83.4%
■「月や火星に日本人宇宙飛行士を派遣するべきだ」83.9%

さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…

「知識のない人に支持を問う方法論」についてです。

本調査の対象者は、一般人であり、宇宙に関する知識もあったりなかったりしています。

なので、設問について、丁寧に意味や説明をした上で、
知っているのか?支持をしているのか?を確認するスタイルで設計されています。

クロス集計では、「ネットリテラシー」「認知度」が高いほど、支持率が高いという
結果をみちびき出しているようです。

愛は知ることから、、、と言いますので当たらずしも遠からずといことでしょうか。
ただ、選択肢のの注釈によって誘導にもなりかねないの注意が必要です。
ぜひ参考にしてみて下さい。

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。