おうち時間が当たり前になって、これまで忙しくて気にしてなかったことや
取り組めなかったことに挑戦し始めている方も多いのではないでしょうか。
例えば、料理や掃除、DIYでリフォームや模様変えなども楽しんでいる人も。
また、会社に行ったり、人に会うことも多い時には尻込みしていた
歯科矯正や美白を含めた肌治療などにも挑戦するタイミングと言えそうです。
(美白肌治療は治療中は紫外線のカットがマスト)
マスク、オンライン会議などがスタンダードな毎日なら、ケアも十分できますね。
ネットやYoutubeで美容情報も商品情報も溢れる昨今、こんなことまで自分でできるの??
という驚きも隠せません。若い世代にとっては当たり前なのかもしれませんが、、、。
ヘアサロンでカットにセットしてもらっていた髪染め、ディープトリートメント商品が
登場した時は、感動したのを覚えています。ただし、自分で髪を染めるのは大変。
やっぱりサロンでお願いしたいものの一つですが。
エステサロンに行くものと思い込んでいた、美肌ケアやディープクレンジングなども
セルフエステ機器が登場し、ジェルネイル(もどき?)、歯のホワイトニングも自宅でできる機器も。
いずれにしても安全性や効果の面から言っても、サロンには叶わないのかもしれませんが
せっかくおうち時間が増えたのだから、自宅で挑戦してみたくなります。
もちろん、外側のケアだけでなく内側からもケアしたい!というニーズも全世代で急増中。
もはや「健康食品」という言葉に代表されていたシニア向けのイメージはなく
サプリメントは全世代の健康意識の高い人たちから注目されているようです。
サプリメントの代表格?!筋トレ効果を最大化する「プロテイン」が
女性にも注目されていることが検索データ分析でも証明されているようです。
https://manamina.valuesccg.com/articles/1085
「プロテイン」と検索した人はコロナ後に増加し、特に2020年4月から6月にかけて急増したそう。
対象期間:2019年3月~8月 VS 2020年3月~8月、対象デバイス:PC&スマホでは、
検索ユーザーの男女比は、2019年では男性優勢であったのに対し、
コロナ後には女性が過半数を占める結果に。
この要因を探るため、「プロテイン」が主にどのようなワードと
掛け合わせて検索されたのか見てみると、
検索者がピークに達した2020年6月に、
「キン肉マン」「北斗の拳」「森口ひろ子」「マツコの知らない世界」という
検索ワードがトレンドになったそうです。
なんと、2020年6月9日放送の「プロテインフードの世界」では
森口ひろ子さんがゲストで、女性が語るプロテインの世界に
親近感を持つ女性が増えたことが予測できるとか。
ネット隆盛の情報社会でも、ソースはまだまだTVが強いということでしょうか。
そろそろ、今月の「気になる★数字」…
「セルフケア市場5.7兆円」についてみてみましょう。
https://prtimes.jp/a/?c=36691&r=23&f=d36691-23-pdf-0.pdf
日本の健康・美容に関係する主な商品、サービスは、
健康食品、サプリメント、OTC 医薬品(店頭一般医薬品)、
健康系の機能を訴求した食品・飲料、フィットネス、マッサージ、エステ他。
生活者調査をもとに、それらを合算した市場規模推計は、5 兆 7,351 億円市場。
内訳の上位をみていくと
2兆円超「健康維持/増進」
1.5兆円弱「美肌・肌ケア」
1.4兆円「栄養の補給・栄養バランス」
商品、サービスカテゴリ―別ではなく、「ヘルスベネフィット別」
つまり、生活者のニーズ別に推計したところが興味深いところ。
例えば、これまでエステサロンであれば数万円程度の契約が必要だったケアも
セルフケアであれば、効果は別として低単価でも挑戦できるという
選択肢が消費者側には出てきて、より幅広い人たちが関心を持つようになってきました。
このように、生活者にとっては、目的・二ーズに対して、
商品やサービスの選択肢がある状態がうまく整理されていて、
健康効果・効能ニーズごとの市場を俯瞰することができるようになっています。
このニーズ別の市場分析は、調査分析の際に、選択肢をどのように
まとめていくかの参考にもなりますね。
それにしても、セルフケア市場、まだまだ私たちのニーズに合わせて
選択肢が広がると生活も楽しくなって、より健康になっていけそうです。
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。