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注目のグランピング市場800億? グランピングワークに4割が関心

気持ち良い季節になりました。
遠出や人ごみへ出るのは、しばし我慢の日々ですが、
その分アウトドアに関心がたかまっている今日このごろ。


生活やインテリアにアウトドアテイストを盛り込んだり、
ビジネスファッションに縛られなくなった人たちも増え、
動きやすくて機能的なアウトドアテイストのファッションに
注目も集まっているようですね。

最近では、アウト関連の新しいキーワードも生まれています。
一人で行く「ソロキャンプ」、アウトドアでも作りやすい「キャンプ飯」、
ご近所で楽しめる「ローカルネイチャー」、ベランダでアウトドアを楽しむ「ベランピング」、、、
いくつご存知でしたでしょうか。

そして、タイトルの元になっている「グランピング」と「グランピングワーク」。
グランピングとは、そもそもキャンプとどう違うの??と思っていたのですが、
こんな定義があるようです。

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グランピングとは、英語で“魅力的な、華やかな”などを意味する
「Glamorous(グラマラス)」と「Camping(キャンピング)」を組み合わせた言葉。
直訳すれば“魅力的なキャンプ”という意味。
グランピング施設では、キャンプ用品や食材・食事などが用意され、
気軽に豪華なキャンプを楽しむことができるもの。
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ということらしいです。元々の起源を辿ると(諸説ありますが)、
1900年代のアフリカで、お金持ちの欧米人が贅沢な冒険をすべく、
ホテルのようなキャンプ。

ホテルのようなテント内には、ダブルベッド、アンティーク家具、ペルシャラグ、、、
豪華で快適!加えて、シェフが豪華な食事を用意。
大自然と快適さのハイブリッド。

さらに、今回ご紹介する調査では、「グランピング」プラス「ワーク」。
つまりそんな快適な大自然の中で仕事をするということへの関心を調べた
調査をご紹介いたします。

「理想のライフスタイルの実態調査」
( 株式会社PARKER 2021月3月発表)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000076600.html

それでは詳細を見てみましょう!

■あなたは「自然を感じる居住空間」で仕事をすることを検討したことがありますか
「ある」8.2%
「少しある」26.1%
「あまりない」31.5%
「全くない」29.7%

■あなたは、グランピングをしながら仕事をする
新しいライフスタイル「グランピングワーク」に興味はありますか。

「非常に興味がある」10.9%
「少し興味がある」27.0%
「あまり興味はない」21.6%
「全く興味はない」32.4%

さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
「市場規模の算出方法」についてです。
市場規模とは、商品やサービスの取引額を表すことが多いですね。
主要企業のIR資料や調査リソースからデータが公表されていることが多いですが、
新たな市場や成熟市場の中の参入可能領域の数値は独自に算出する必要があります。

市場を推計する上で役に立つ考え方が「フェルミ推定」。
フェルミ推定とは、いくつかの事実を手掛かりにし
仮説を立てながら方程式を作り出し概算をもとめていく方法。

フェルミ推定といえば、「都内で見られるカラスの数はいくつか」のような
誰も正確には知らない数値を推測するなどの場面で話題になることも多いです。
ですから、こういった市場の推計でも有効な方法と言えるでしょう。

新規市場を測る場合の現場の市場規模を算出したり、潜在需要の算出も、とても有効です。
グランピングの場合、キャンプ市場のデータ、旅行市場全体の市場規模に
こういった意向調査をかけあわせることで、潜在需要の市場規模も算出することができます。

ちなみに、グランピング協会なるものが設立し、
新しい市場の算出には工夫が必要なのですが、そのプロセスが
とても丁寧に書かれているので、ぜひ、参考にしてみてください。
https://glamping-association.or.jp/glamping-market/
色々な身近なものの市場規模を算出してみると、新しい発見があると思います。

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。