オリンピックの開会式のラストを飾った夜空に浮かぶ地球、
開催直前にも色々ありましたがドローンのパフォーマンスが印象的でした。
今回の開会式のライブ視聴率は56.2%だったとのことで、
ひさしぶりに日本全国、老若男女の共通の話題となりました。
ちなみに前回1964年の東京五輪開会式の視聴率は8割超えだったとか。
時代性を加味して、直近の五輪開会式の視聴率でいうと、
84年ロサンゼルス大会47.9%、前大会のリオデジャネイロ23.6%の幅感。
昨年『NHK紅白歌合戦』の40.3%と比較すると、やはり今回の6割のライブ視聴率は
高かったのではないかと思います。
ということで、何かと話題のドローンですが、
空撮の浮遊感が半端ない映画やCMなど、エンターテイメント業界はもちろん
今後の労働人口減少の中、物流や監視システム、農業への活用など幅広い業界から
期待が集まっています。
また、競技としても注目されるドローン!ドローンレースなるものも登場。
(社)日本ドローンレース協会(https://www.jdra.or.jp)によると
「FPVドローンレースについて
FPVとはFirst Person Viewの略で、一人称視点。
ドローンレーサーは、ヘッドマウントディスプレイを着用し、
最高時速150kmのスピードで約500gのドローンの先端についたカメラから送られてくるリアルタイム映像を見ながら、まるで自らが空を飛んでいる感覚で操縦します。
FPVドローンレースは”没入体験型の全く新しいモータースポーツ”です」とのこと。
さらに、競技も多様化しているようで、
・最高峰のFPVスピードドローンレース
・わずか30gのマイクロドローンレース
・映像で魅せるFPVフィギュアドローン
・大白熱のドローン空中バトル
・小学生から可能なプログラミング自動ドローンレース
などなど。見ているだけでも楽しめそうなものばかりです。
もはや1家に1台以上も当たり前になるかもしれません。
ということで、今後のドローン市場の成長はいかに?!
今月の「気になる★数字」…
「2025年ドローンビジネス市場6500億円に」についてみてみましょう。
『ドローンビジネス調査報告書2021』https://research.impress.co.jp/drone2021
(インプレス総合研究所 2021年3月発表)によると、今後の市場成長率は5年で3.5倍だとか。
2020年度の日本国内のドローンビジネスの市場規模は1841億円(推計)、
2019年度の1409億円から432億円増加(前年度比31%増)。
2021年度には前年度比25%増の2305億円に拡大し、
2025年度には6468億円が見込まれているそうです。
2020年度分野別に見ると、サービス市場が前年度比36%増の828億円。
機体市場は前年度比27%増の607億円、周辺サービス市場が前年度比24%増405億円。
2025年度においては、サービス市場は約5.3倍、
機体市場2.2倍、周辺サービス市場約2倍に達する見込みだとか。
機体市場は、農薬散布、点検、運搬、測量などの産業用機体の販売、
特に農薬散布機は普及拡大していて期待が大きい分野となりそうですね。
ちなみに、6500億円市場とは、どのくらい大きさかというと、、、
健康食品のトクホ市場やレンタカー市場が2019年時点で約6500億円。
中古ファッションや中央競馬で7200億円程度らしいです。
みんな知っていて、一度は使ったことがある、身近な人がハマッテいる
みたいなものになっていくのかもしれませんね。
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。