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今月の気になる数字 「2021年副業人口812万人、100万人増」

コロナ禍で、ウーバーEatsを始め、食の宅配をする人たちが
街を彩るようになりました。ユッキの知人も日頃のリモート生活の
運動不足解消のために夜中にウーバーEatsの宅配をやっているとか。

会社員のアルバイト、、、という言葉もすでに昭和な感じですが
少し物悲しさをまとっていた時代は終わり、明るく副業、兼業を表現できる
時代になってきたような気がします。

そもそも、この副業が話題になっているのは、
政府が掲げた「働き方改革」が火をつけたといっても過言ではないかもしれません。
「働き方改革」に伴い、
厚生労働省は2017年10月より「柔軟な働き方に関する検討会」を開催し
12月には「副業・兼業の促進に関するガイドライン(案)」を提示しました。

これは、「モデル就業規則」において、それまで原則禁止とされてきた
「副業・兼業」のメリットや留意点を示しました。
働く人がいくら副業を希望しても、企業側がNOであれば、
いつまでも隠れてこっそり行う副業のままです。
企業側も従業員のマネジメントやコンプライアンス上の
デメリットを払拭し、副業・兼業を行える環境の整備が重要なのですね。

ちなみに、国内は、まだまだ実際に副業、兼業実施率は1割超程度ですが、
海外ではどうなのでしょうか?
外国人留学生が帰国してしまい人手不足という話もあったり、収入減少現象と
喧伝されていますが実際にどの程度伸びているのでしょうか。

独立行政法人 労働政策研究・研修機構の2018年発表
「諸外国における副業・兼業の実態調査 ―イギリス、ドイツ、フランス、アメリカ」
https://www.jil.go.jp/institute/siryo/2018/documents/201.pdf

によると、それぞれのお国柄の違いが興味深いです。

・イギリス
副業人口は、112万4600人(2017年)
就業者全体では3.9%(正社員以外の契約社員・パートも含)
そのうち、女性が57%と、半数以上を占めているそうです。
副業内容は、教育業・小売業・保険業・飲食サービス業が多く、
専門職というよりアルバイトに近いもので収入補填の色合いが濃そうです。
ちなみに、ドイツでは副業の法律や制度が細かく決められているのが特徴。
賃金平均月額450ユーロ以下の雇用をミニジョブとし、
社会保険料負担の免除はありませんが、最低賃金や休暇、労災保険の権利が保障されています。
副業の90%がミニジョブの枠内だそうで、本業の収入補填がメイン。
女性や中高年が大きな割合を占めているそうです。

・アメリカ
米国労働基準法には労働時間の上限がありません。
しかし週40時間を超える労働に、1.5倍以上の割増賃金が規定されているとか。
副業人口は754万5千人(自営業者除く)、就業者全体の4.9%。
男性就業者の半数以上が副業を経験しているのも興味深いです。
副業をしている人は20代が最も多く、学費返済のためという人も目立ちます。
GIG WORKと言われる、ネットでできる副業が増えていて、
20代の副業は約3割が、フリーライター、ブロガー、コンサル、
アンケート調査員など。YouTuberも多そうです。

・ベトナム
2012年に労働法によって、副業が認められたそうです。
正社員の66%が副業経験があるという調査結果も。
ベトナムでの副業は、半数が経済的な理由で
2割がスキルアップなど、自分のために副業をする人がいるのも特徴的です。
人気の副業は、SNSを使ったオンラインセールス、ITエンジニア、
外国語を教える家庭教師なども人気だとか。
今後、国の経済成長率や、国際化の尺度になりそうな各国の副業事情です。

今月の「気になる★数字」
「2021年副業人口812万人、100万人」についてみてみましょう。
ランサーズの調査によると、副業や兼業を行う人は
去年から100万人ほど増加し、812万人に。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000010407.html

新型コロナの影響や、副業を解禁する企業が増えたことが理由だそうです。
ちなみに副業人口としていますが、正確には「副業」と「兼業」の足し上げです。
「副業」の定義は、本業とは別に仕事をしている人で、前年から4.5%増。
「兼業」の定義は、2社以上の企業と契約し仕事をする人で、前年から29.5%増。
総務省調査によると全国就業者数は6649万人で
それぞれ概算で足しあげた数字が812万になります。
就業人口をベースにすると、約12%が副業や兼業をしているということになります。

ますます、働き方が柔軟になって、副業、兼業を許可する企業が増えたり、
実際に兼業、副業をする人も増えていきそうです。
学校を卒業して勤めた会社に一生を捧げる、、、といった働き方も
今は変わってきていると思いますが、さらに変化が加速しそうな予感です。

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