新年度が始まり、もう少しでGW。
息つく暇もなかった方々も、もうひと頑張りですね。
さて、今年のトピックスといえば、2022年4月から成人年齢が現行の20歳から
18歳に引き下げられます。
なんと140年ぶりに成年の定義が見直されたとか。
140年前といえば、明治時代。
江戸幕府からの転換期に決められたことが、未だ続いていたんですね。
成年年齢が20歳と定めているのは民法。
この民法が改正され、2022年4月1日から成年年齢が20歳から18歳に変わるのです。
ところが、この移管期の人たちはどうなるの?ということも気になりますよね。
2022年4月1日に18歳、19歳の方は、2022年4月1日に新成人となるそうです。
つまり、来年の2月成人の日には、一気に、この方々もまとめて成人式を迎えるというわけです。
若者人口が減っているとはいえ、自治体の成人式も大変ですね。
すでに、16歳〜19歳の女子の95%が成人年齢引き下げについては認知しているもよう。
https://gri.furyu.jp/0000000100
18歳で成人になる心構えはいかに?ということで、
法改正後に、18歳から親の許可なく行える事柄について
「子供が親に相談したいか」、「親は子に相談されると思っているか」それぞれの意識調査を
みてみます。
「エステ、脱毛をする」と「雇用契約をする(アルバイトを含む)」は、
親より子供の方が8ポイント以上少ない結果。
つまり、相談してほしい親と、自分だけで契約の判断をしたい子供たちという
構図が見えてきました。
内容やリスクをよく考えずにしてしまった契約での
トラブルの発生も心配ですね。
クーリング・オフ制度や労働基準法など、自らを守る知識が必要になります。
もちろん、新成人を取り巻く大人もよくよく勉強する必要がありそうです。
さて、今月の「気になる★数字」
「4月から18歳成人始まる!」について、もう少し深掘りしてみます。
民法が定めている成年とは、「一人で契約をすることができる年齢」。。
携帯電話、部屋の賃貸契約、クレジットカード、ローン契約など
未成年の場合には必要となる親の同意が不要に。
10年パスポート、公認会計士や司法書士、行政書士などの資格取得も可能になるもよう。
また成人には「親権に服さなくなる」という意味もあり、
自分の住む場所、進学や就職などの進路も決められるようになります。
一方、女性が結婚できる最低年齢は16歳から18歳に引き上げし
結婚できるのは男女ともに18歳以上となるそうです。
ちなみに、飲酒や喫煙、競馬などの公営競技に関する年齢制限は20歳のまま。
なんだか、慣れるまでは混乱してしまいそうですが、
社会で役立つ、生きる力となる法律や契約、金融知識なども学ぶことが
重要になっていきそうです。
私たち大人も勉強し直さないといけないことが増えそうですね。
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