街もクリスマス仕様になってきて、冬を迎える準備が始まりました。
今年はエネルギー問題が話題となり、電気代も上昇傾向のようです。
環境問題、物流問題など、本当に世界は一つに繋がっていることを
実感する一年となりました。
そんな中、日本人のSDGsへの意識が高まっているという調査が発表されていました。
「SDGsに関する意識調査 」
(Adeco Group 2022年6月)
https://www.adeccogroup.jp/pressroom/2022/0809
それによると、20代から50代の会社員1,600人のうち、7割以上が内容も含めSDGsを認知し、
6割以上が「SDGsへの取り組みが活発な企業で働きたい」と回答。
一方、「勤務先がすでにSDGsに取り組んでいる」と回答したのは全体の3割。
「転職先を選ぶときにSDGsへの取り組み度合いを重視する」と答えたのは全体の37.8%。
年代別では「重視する」と答えた人の割合がもっとも高かったのは20代で、40%を超えたもよう。
また、「転職先を選ぶときにSDGsへの取り組み度合いを重視する」と答えた回答者に対して、
SDGsへの取り組み度合いと同じくらい重視する条件はなんですか?と尋ねたところ、
もっとも多かったのは「給与・待遇」(58.2%)だったそうです。
昭和、平成の就職活動は、企業の事業成長率やグローバル化、IT化などに
注目が集まっていた気がしますが、時代の変化とともに令和はまさに新しい時代に
なっていることを実感します。
とはいえ、世界の中の日本。グローバルの中では、こうした現状は、
進んでいるのか、遅れているのか気になるところです。
さて、今月の「気になる★数字」
「2022年日本のSDGs達成度は世界19位」について見てみましょう。
(https://dashboards.sdgindex.org/)
2022年6月に発表されたSustainable Development Report 2022。
持続可能な開発ソリューション・ネットワークとベルステルマン財団(Bertelsmann Stiftung)が、
2016年からレポートを開始し、今回で7回目だそうです。
このレポートによると、日本のランキング・SDGs達成度は19位。
SDGsの17目標それぞれを対象にした世界ランキングの結果をもとに、163カ国を総合ランキング。
上位を占めているのは北欧各国、欧州勢が占めており、日本は2022年度19位でした。
1位:フィンランド(86.5)
2位:デンマーク(85.6)
3位:スウェーデン(85.2)
4位:ノルウェー(82.3)
5位:オーストリア(82.3)
2016年から2022年期間での日本の平均順位は16.1位、平均スコアは78.8点。
過去、最も高かったのは、2017年度で11位、スコアは80.2。
残念ながら最新の状況ではやや達成度に翳りが見られているということになるでしょうか。
主要各国の状況を見ると、
ドイツ6位、フランス7位、アメリカ41位、タイ44位、ロシア45位、中国56位etc。
日本の達成度と進捗度が低く、今後の取り組み強化が必要な目標は、
目標5(ジェンダー平等)や、目標10(不平等をなくす)、
目標12(つくる責任つかう責任)、目標13(気候変動対策)など
グローバル経済の中で、世界平和や環境保全のみでなく
企業成長や人材確保にも必須となったSDGsへの取り組みのようですね。
世界全体のスコアアップのために、今できることに取り組んでいかねば、、、
と心新たに冬を迎えていきたいと思います。
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