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アンケート調査の基礎解説〜「調査は仮説ありき!」について 調査項目に「ぷらす1★スパイス」付きです!

こんにちは!ユッキのアンケートクッキングにようこそ!

さて、先週に引き続き、「もし、アンケート調査担当になったら…」のテイで、調査担当の虎の巻的なお話をお伝えしていけたらと思います。

かなり涼しくなってきて、すっかり、温泉が気持ちよい季節になりましたね。

紅葉×温泉は日本人の鉄板ですね。

最近、首都圏の周辺にある観光地に外国人客が目立ちますね。昔は海外旅行しないと外国人に囲まれることはめったになかったけど、日本にいるだけで、なんとなくインターナショナル(笑)な時代になりました。

世界の中でも、ちょっと前の日本くらい外国人を見かけないところはなかったかも。欧米はもちろんですが、タイやシンガポールなど東南アジアの国際色豊かなこと。日本の鉄板=温泉の良さが世界に評価されることは良いことなのではないかと思います!

さて、調査虎の巻も、今回で第2章「アンケート項目の設計について」の最終回。

「④仮説!仮説!仮説ありきの調査設計」

についてです。

前回は、「仕掛ける★調査設計」でした。世の中の関心を自社サービスに向けるためにどのような調査結果が出せれば、人々をびっくりさせたり、喜ばせたりできるのか複数のストーリーを描いてから調査企画に入りましょう〜という話題でした。

今回はさらに一歩踏み込んだお話。事前に結果を予測し、先回りして設問項目を設計してみよう!というご提案です。

わかっちゃいるけど、難しいと感じる人もおおいですよね。あれだけ調査漬だったユッキですら、今でも脳ミソに汗かきながらやってます(涙)。

でも、この仮説立て次第で、調査分析の手間は7〜8割減ってしまいます。

すごい!(笑)

そして、なんと、調査報告書の目次だって、リリースのキャッチだって、すでにできたようなものです。

だって、すでに出したい結論は先回りして考えてあるから…。

おおっ、これはやるしかないですね(爆)

たとえば、(先週に引き続き)健康系商材を取り扱っている会社のアンケート調査だとします。

「なぜ、この商品を買ったのか?」という設問。

効きそうだから/知人に勧められたから/とにかく腰が痛かったから/安かったから/有名人が宣伝していたから…いろんな購入理由があるとは思いますが、企業としてこの結果を何に使うのか?を考えてみてください。

  • A)次回のPR企画を考えたい
  • B)世の中に発信して、商品の有効性を伝えたい
  • C)この商品をよりよくリニューアルするために使いたい

調査結果の活用目的も色々とあるとは思いますが、まずは最も優先すべき目的を上司と握りましょう(苦笑)

例えば、上記Aが最優先目的だとします。

その場合は、

 

ステップ1)結果を予測してください。「仮説」はなんでしょうか。

購入理由は、奥様ネットワーク…つまりクチコミが一番強いだろう。いったい、どんなクチコミがされているのか、SNSを使わない世代なので把握しづらいため、ここを把握できる調査を設計すればよいのだな…と思いめぐらしてください。

 

ステップ2)ステップ1を証明し、かつ疑問を解消する設問作りに入ります。

クチコミが強いことはまず証明しましょう。

「商品情報の入手経路」の選択肢の1番に仮説通りの「親しい人からのクチコミ」を追加します。さらに、仮説の中で「たいして親しくもない人からのクチコミでも買うらしい…」などの仮説があれば、この「クチコミ」という選択肢を詳細に分解し、集計時に合算してもよいかもしれません。

今回の「ぷらす1★スパイス」は、さらに、クチコミの内容を把握するために
「購入理由」の確認をする際に、単純に「なぜ購入したのか」ではなく、誰に、どのように勧められたのか」「宣伝PRのどのキーワードに反応をして購入に至ったのか」…
などと分解して設問を設計してみましょう。

これまで把握できていなかったクチコミの内容を数値で理解することができます。

また、購入につながるクチコミは、これまでクチコミが届いていない新規購入検討者にも広告文面で伝えることができ、購入者を増加させることができる!というわけです。

ぜひ、皆さまのお仕事に応用してみてください。

次回の「調査設計虎の巻」もお楽しみに…。

皆様からのご質問、ご感想などもお待ちしております。