2024年、始まりました！今年はどんな1年になるのでしょうか。
今年はコロナ禍が5類になって初めての年末年始。
JRや国内航空も満席でたくさんの「会いたい」が実現したのではないでしょうか。
2024年はさらに加速して、これまでの思いをリベンジする年になりそうです。
年末年始は音楽番組やお笑い番組なども一部会場観客を入れて盛り上がりました。
振り返れば昔は、こうした観客を入れての番組では音楽番組が主流でしたが、
今はお笑いライブ、お笑い番組なども大きな市場を占めていることに気が付きます。
昨年末の『M1』も過去最多の応募総数で大盛況でした。
ライブ・エンタテイメントの種類が、
音楽や演劇、4次元劇、ライブ演出の映画、お笑い…など
ライブで一体感を感じられるエンタテイメントの選択肢が増えているように感じます。
それにしても「お笑い芸人」の方ってどのくらいの人数がいるものなのでしょうか。
1説によると、吉本興業には6000人以上の芸人さんがいらっしゃるそうで、
たくさんの芸能事務所でお笑い部門が設立されてしのぎを削っている様子。
そして忘れてならないのは、落語や講談の世界。ここにもたくさんのお笑いのプロがいらっしゃいます。
落語やお笑いも師匠について芸人としての道を歩む道が主流だったところから、
近年ではお笑い芸人養成所のような学校形式で育成する仕組みができたことで
さまざまな道から芸人を目指すことができるようになり、笑いのプロの人数が急増しているとか。
そして、一般のビジネスマンが、お笑い養成所で学び始めているということも興味深いです。
芸人への転職？ではなく、コミュニケーション能力を磨くことこそが
ビジネスマンとしての成長に必要という考え方のようなのです。
『1秒で答えをつくる力 お笑い芸人が学ぶ「切り返し」のプロになる48の技術』
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4478115583/booksonlinea-22/%EF%BD%83
といったビジネス書をはじめ、お笑い芸人やプロデューサーがお笑いのスキルを
ビジネス書にしたものがビジネスマンの心をつかんでいるとか。
確かに、ユーモアのある「切り返し力」ってビジネスの現場においても大切ですね。
笑って元気になりたい人、笑いのプロを目指す人、
そして笑いの力を仕事に生かすスキルとして…
今、「笑いの力」に注目が集まっているようです。
さて、今月の「気になる★数字」
「ライブ・エンタテイメント市場
2023年6408億円でコロナ禍以前越え！」
についてみてみましょう。
ライブ・エンタテインメント市場は力強く回復。2023年予測値は前水準より一段の上振れ濃厚／ ぴあ総研が2022年確定値公表、及び将来予測値を更新｜ぴあ株式会社 (pia.jp)
2023年12月に発表された上記の調査によると、ライブ・エンタテイメント市場の
2022年市場規模はコロナ禍前(2019年6,295億に対し、89.8%、5,652億円まで回復。
2023年の力強い回復傾向から予測値を6,330億円から6,408億円に上方修正し2019年超えと予測。
内訳をみてみると、公演回数自体は2019年に対し－37.5％の8万4,988回、
延べ動員数は同－17.9％の6,801万人だとか。
公演回数、参加人数の回復の遅れを、公演規模拡大、平均単価の上昇でカバーしている状況。
平均単価(＝市場規模÷動員数)は、2019年7,600円から2023年8,310円に上昇。
ジャンル別にみると、音楽市場規模は2019年に対して－6.9％の3,946億円、
ステージは－17.1%減の1,705億円と、音楽の回復率が市場を牽引。
ちなみに、ライブ市場の回復によって、気になるのはオンライン・配信市場が
どのように影響を受けているのかということです。
コロナ禍に一気に拡大したこの配信市場は、ライブ復活により縮小しているのでしょうか。
または、ある一定のニーズを受け市場として確立しつつあるのでしょうか。
2022年のオンラインライブ市場は対前年比9.1%減の466億円に縮小 ／ぴあ総研が調査結果を公表｜ぴあ株式会社 (pia.jp)
こちらの調査によると、コロナ禍明けにライブが上昇傾向にあるのと反して
オンライン（配信）ライブはやや縮小傾向とのこと。
やはり、「今」、「ここ」、人が集まるエネルギーを体感できるライブの魅力には
配信やオンラインはかなわないのでしょうか。
本調査の最新2023年度版が出るのは少し先のようなので、楽しみに待っていたいと思います。
ぜひ、新年、ワクワクしながらマーケティングを楽しむ1年になりますように。
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