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東京が1位!生活コスト面で最強 アジア太平洋の金融ハブの5都市中

2024年も始まり、早数週間。
年始気分も吹き飛び、あっという間に時が駆け抜けていきます。
1月は休暇明けということもあり、3月末の期末に向けて
さらに時間の流れが加速していく、そんな季節なのかもしれません。

相変わらず街には外国人観光客があふれていますが、
2024年、いよいよ円安は落ち着いてくるのでしょうか。
円安が後押しして外国人で街がにぎわい、
経済が活性しているのを体感できるのは悪いことではありませんが、
日常生活の物価を考えると円高に少し戻って欲しいと思う今日この頃です。

そんななか、こんな調査を発見しました。

『Lower Inflation May Ease APAC Living Costs in 2024』
(Bloomberg 2023年12月)
Best Places for Expats to Live in Asia: Salary, Cost of Living, Taxes - Bloomberg

本調査は、ブルームバーグが昇給率見込み、家賃、税金、教育費など10の指標を分析。
アジア太平洋地域の5つの主要金融ハブを生活コストの面でランク付けしたもの。

■Lower Inflation May Ease APAC Living Costs in 2024
 1位 「東京」
 2位 「香港」 
 3位 「上海」 
 4位 「シドニー」 
 5位 「シンガポール」

■金融マネジャーの年俸(舞系る頁2023年予測)
 1位 「シドニー」11万4189ドル
 2位 「日本」 9万8094ドル
 3位 「香港」 9万2307ドル
 4位 「シンガポール」8万4109ドル
 5位 「上海」 5万3439ドル

■インターナショナルスクール費用(2022年平均年額)
 1位 「上海」34.1万ドル
 2位 「シンガポール」21.4万ドル
 3位 「香港」17.6万ドル
 4位 「シドニー」15.7万ドル
 5位 「東京」15.3万ドル

■金融かIT系業界転職での給与アップ予測
Average 2023 salary increase when switching financial or technology jobs

 1位 「香港」22.3%
 2位 「上海」19.8%
 3位 「東京」17.5%
 4位 「シンガポール」15.0%
 5位 「シドニー」11.5%

さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
各指標を比較して総合評価をつける方法」についてです。
今回の調査は、世界の金融ハブとしてメジャーな5都市を10指標で比較し、
総合的に暮らしやすい都市はどこか?を検討した調査となります。
実は、この総合評価のつけ方は各種さまざまあります。
・ランキング法
・得点法
・平均偏差法
などです。他にもいろいろとありますが、簡単に先述したものを見てみましょう。

まず「ランキング法」ですが、指標ごとにランキングをつけて、その順位を足し上げて、
もっとも小さかった順に1位~5位とつけていく方法。
これは、何指標で上位に食い込んだかによって、総合でも上位に上がる仕組みです。

次に、「得点法」ですが、これは、平均に対して、数P刻みでランクに応じた得点をつけて、
そのランクに準じた得点を足し上げて順位を出していく方法です。
この場合、僅差でランクを落としているが平均的に得点できたものが
上位に食い込むことができる仕掛けとなります。

最後に「平均偏差法」ですが、全体の偏差値を出し、
偏差値の高い順にランキングをするものとなります。
本調査での手法は不明なのですが、ランキングとして発表することは
リリース上もインパクトが出ますので、ぜひ調査結果をもとに検討いただけるとよいと思います。

ちなみに本調査で1位だった「東京」ですが、興味深い分析が書かれていましたので
一部ご紹介させていただきます。

===
1位の東京は、なんといってもグルメにとってありがたいのは
ミシュランの星付きレストランの数:183で5都市中1位であることだろう。
米歌手のテイラー・スウィフト、英バンドのコールドプレイのコンサートもあり。
東京は所得税率も比較的高いが、東京の生活費は多くの項目で、
他の金融ハブ都市よりも低い。
また、岸田政権では、外国人の高所得者に永住権の早期取得を認めるなどの
受け入れ策を打ち出し、東京の外国人労働者数はここ数年で増加している。
生活コスト面や文化面では最強の都市、東京ではあるが、日本語が障壁と感じる外国人は多い。
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東京の外国人居住者が増えていくことで、
日本人にとってもより良い共生都市になっていくことを望んでやみません。
外国人観光客の急増によって、各都市ではオーバーツーリズムへの対応に追われていますが、
居住者が増えていくことはさらに受け入れ側の負担が大きいため、
受け入れ態勢だけでなく受け入れ側のマインド変化や文化統合などにも、
一定の時間をかけてソフトランディングさせていかなければならないと感じています。
国際都市・東京として、刺激的で魅力的であることはもちろん、
住みやすく安全安心を維持し続けることの大切さを実感しました。
ぜひ、今後の調査設計の際の参考にしてみてください。

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どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。