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今月の気になる数字「物価高騰を受け⁉“100均”市場、初の1兆円突破店舗は10年で1.5倍」

さあ、10月、会社や学校でも下半期がスタートしましたね。
パリ五輪も終わりましたが、止まらない大谷翔平選手の快進撃!
日本はもちろん米国でもフィーバーしている多くの人々の応援を受け、
アメリカからの速報から目が離せませんね。

この大谷翔平選手の快進撃の映像とともに、ここは日本?と思うような
バックネット下のコマーシャルが気になっていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2024年、大谷翔平選手が活躍するロサンゼルス・ドジャースのスポンサーに就いたのが
大創産業です。球場のバックネット下に掲げられた、私たちになじみのあるピンクの
「DAISO」ロゴが何度もテレビに映り込むようになりました。

昨季まで大谷選手が所属していたエンゼルスの本拠地にも、
日系企業の広告がたくさん並んでいたそうなのですが、今季ドジャースへの移籍に伴い、
日本企業もこぞって“ドジャース移籍”したということが話題になったそうです。
ダイソーのほか、航空会社のANA(全日本空輸)、タイヤメーカーのTOYO TIRE、
医薬品メーカーの興和などの企業群とも契約したもよう。

米紙「USAトゥデイ」の記者は、「日本のスポンサーと広告マネーがドジャースに
どんどん押し寄せてくる」と報道。
大谷選手のプレイヤーとしてのドジャースとの契約は10年総額7億ドル(約1083億円)。
日本企業のスポンサーも一緒に移籍したことで、同額以上の広告契約費用の回収ができるのでは?
と話題になっているそうです。なんとも、すごい影響力ですね。

先ほどのDAISOの話題に戻りますが、そもそも、米国でPRを強化するほど、
日本の「100均」で親しまれているダイソーが、米国市場でも広がっていることにも驚きです。
少し調べてみると、ダイソーは米国内には2005年に進出して以来、すでに130店舗もあるようで
100円均一は、米国では、大体の商品は1.75ドル(約250円)だそうです。
そしてなんと、2031年までに1000店舗まで広げる予定で米国市場への熱い期待をしているとか。

昨今の原料高や円安、日本国内の人口減少などで事業成長と「100円」での商品提供は
なかなか大変だと思います。私たち生活者としては、この物価高の中、100均には感謝しかない状況。
DAISOさんには本当にお世話なっております。
DAISOは直近数年の円安の逆風で、さらに商品力が鍛えられたそうで、
米国はもちろん、インドなど人口の大きな国で急ピッチに世界販売網を広げているそうです。
今後、海外売上高比率を現状1割から2031年に3割に高めることを目指すという力強い方針。
人も企業も世界で活躍してくれるのは本当に嬉しいですね。

さて、今月の「気になる★数字」
物価高騰を受け⁉“100均”市場、
初の1兆円突破店舗は10年で1.5倍

についてみてみましょう。

帝国データバンクが発表した「100円ショップ」業界調査(2023年度)によると、
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000865.000043465.html

100円均一ショプ業界は、2020年約9500億円だった市場は、2023年に1兆円を突破。
2024年には 前年度比約5%増のペースで1兆200億円予測とのこと。
この成長要因として、物価高による節約志向の高まりだと説明されています。
店舗数も増加しており、大手4社の店舗数は2023年3月末時点で9000店舗超、
この直近10年間で1.5倍の3000店以上の増加となっています。
まさにコンビニエンスストアなみに、首都圏では近所に数店舗100円均一ショップが
あるという地域も多いのではないでしょうか。

気になる購買額も増加しているそうで、 2022年度の1人当たり購買額は
月665円で過去最高のようで、これまでスーパーマーケットや文具店など
専門店で購入していたものも「100均にあるなら…」と購入先をスイッチしている方も
増えているそうです。

一方、業界は、円安により輸入コストや原材料コストの増加、
海外展開も為替変動により、出店コストがかさむことも受け、
利益面での課題はありそうです。
そのため、各社ともに300~500円の商品ラインナップを拡充し、
利益確保に奏功しているというレポートも見られます。
生活者にとっては心強い100均ショップですが、世界に市場を広げた健全経営で
これからも持続的な経営を目指してほしいと思っています。

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