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今年の大掃除、実施意向は82%。「大掃除は嫌い」が7割。 アンケートを回答しながら、顧客にする裏ワザを学べ!

先週の火曜日12月13日は「正月事始め,煤払い,松迎え」でしたね。

年神様を迎える準備を始める日ですね。昔はこの日に、門松やお雑煮を炊くための薪等、お正月に必要な木を山へ取りに行ったそうです。

昔の人は、ずいぶん早くから年末対策を開始していましたねー。

毎年のことですが、結局、仕事休みが始まってから、すべての年末年始の準備を開始するユッキ。当然、すべてのものが間に合わない状況になるのでした。

さて、このブログ『この1問で使える調査に!ユッキのアンケートクッキング』では、時事ネタや話題の調査をもとに、「調査のツボ」と調査担当者のヒントになる「プラス1★アドバイス」をお伝えしています。
ぜひ、実際のアンケート設計にお役立てくださいね。

今回のテーマは「調査しながら説得をする裏ワザ」です。

今回は、こちらを題材にみてみましょう。

「ケルヒャー『大掃除』アンケート調査」(ケルヒャー(株)調べ 2016年11月24日)

https://www.atpress.ne.jp/releases/116877/att_116877_1.pdf

を題材に見ていきましょう。

 

Q.大掃除はしますか?
Q.大掃除は好きですか?
Q.大掃除で一番時間がかかる場所はどこですか?
Q.その場所は、どのくらい時間がかかりますか?
Q.今年の大掃除は何日かけて行う予定ですか?
Q.もし、清掃時間が短縮できるなら、清掃機器家電を購入してみたいですか?

この調査の設問の設計のすばらしさにびっくりしました。

オーソドックスじゃん…と言う突込みが聞こえてきそうですが、実によくできています。

何より分かりやすい結果が想定されていて、かつ、本当に聞きたいことまで、回答者をスムースに運んでいきます。

そこで今回の「ぷらす1★スパイス」は、
調査しながら説得する=商品をPRする裏ワザです。

本有名なのは、某 ●印良品のマーケティングの手法。

会員向けに、家具や車といった商品開発に関するアンケートやSNS上で数回にわたって意見交換をするようなWEB会議を開催して、その場で出た意見をもとに商品開発をしていきます。

販売するときには、WEB会議に参加した人の多くが購入を決めたという話です。

人はアンケートに回答しながら、あらためて自分の気持ちに気付いたり、考え方を積み上げたりすることがあります。
なぜなら、例えば、普段から毎日「大掃除」について考えたりする人は少ないです。

アンケートの設問にひとつひとつ答えるうちに「そうだ!自分が欲しかったのはこれだ」という気持ちになることもあるのです(笑)

もちろん、私のように、このアンケート結果を上から読み進めるうちに、ボーナスで、ケルヒャー買うぞ!という気持ちになる人も少なくはないでしょう。

アンケートに答える人も、結果を見た人もそんな気持ちにさせられるのも「調査の力」ともいえますね。

2016年、今回がブログおさめとなります!
2017年も素敵な年になりますように。

みなさま良いお年をお過ごしください。

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。

また来週!