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アンケート調査の基礎解説〜「経年比較するか、しないか」について 調査項目に「ぷらす1★スパイス」付きです!

こんにちは!ユッキのアンケートクッキングにようこそ!

さて、先週に引き続き、「もし、アンケート調査担当になったら…」のテイで、調査担当の虎の巻的なお話をお伝えしていけたらと思います。

さて、調査虎の巻も、今回で第3章「アンケート設計〜これだけ注意!」が始まります。

前回は、「危険3原則」の「1:調査サンプルは正しいか」についてご紹介しました。
今回は「2:経年で比較するのか、しないか」です。

決めの問題…と言われそうですが(笑)

実は、経年調査と単発調査は全く別物なのです。
今回は、経年調査を設計する場合と単発調査のポイントを各3つご紹介いたします。

まずは、【経験調査】

超シンプルにポイント3つを挙げますね。

(1)原則は「実態」!ギリギリ「意向」

経年での変化を見るときには「実態」が鉄板です。
「意向」は時代の気分、ムードを捉えるという意味ではありですが、実態とのかい離があるわけなので、正直、あまり正確な結果が出にくいと思います。

(2)経年に加えて、何を比較するかを決める=クロス集計の軸を決める

年齢、性別、居住地、家族形態、職業…などのプロフィールが基本。
そのほか購入履歴や、会員年数などロイヤリティに分けるとPR戦略が立てやすくなります。

(3)サンプルは、予算の限り大きく/幅広くが原則です

比較するメッシュが細かければ細かいほどサンプル数が必要になります。
そのあたりはまた別の回でご紹介します。

次は【単発調査】のこれだけ注意!です

(1)思いっきり振り切った調査を

時事ネタでの調査、とがった結果がでそうな調査も賛成です。
経年調査では「3年後は流行ってなかったらどうしよう」というような悩みもありますが単発調査ですから

(2)クロス集計は、保険も含めていろいろ仕掛ける

前年比較ができない分、分析がしにくいのが単発調査。ユニークなクロス集計ができるようにあらかじめ設計をしておきましょう。

(3)出したい結果によって、サンプルは偏っていてもOK

企画がとがっていて、かつ対象もとがっている場合は広くあまねく聞く必要がないケースもあります。
例えば、コンビニ化粧品の場合、サンプルが20代〜40代女性だけでもいいわけです。
その代り、(2)を実現するために、さまざまな20〜40代女性に分けて比較できるようにサンプル設計が必要になりますね。1次調査を実施して、スクリーニングを丁寧にする必要があります。1次調査のスクリーニングについては、また次回ご紹介したいと思います。

次回もまたお楽しみに!