こんにちは!ユッキのアンケートクッキングにようこそ!
『この1問で使える調査に!ユッキのアンケートクッキング』では、「プロが公開!そのまま使える!調査項目&設計虎の巻」や、時事ネタや話題の調査をもとに、「そのまま使える!ぷらす1★スパイス」をご提案させて頂きます。この1問で、調査がピリリと光る…という秘伝のスパイスをお伝えすることを目指して、ご提案をしていきます。ぜひ、アンケート調査ご担当者の方は、お客様の本音を引き出す調査項目を考えるヒントにしてくださいね。
ユッキが初めて調査に関わったのは編集部の読者調査でした。当時は雑誌にアンケートはがきをつけて、回答してもらう…という懐かしい時代。手書きでイラストまでつけて返してくれるOLさんたちの声が嬉しくてたまりませんでした。その時代に比較すると、ネット調査はスピーディで手軽!調査にとってはよい時代になりました。
さて、今回からは、「もし、アンケート調査担当になったら…」のテイで、調査担当の虎の巻的なお話を隔週で連載していけたらと思います。
今回は、「第1章「アンケートって何?」 ① 調査全体の流れ」です。そして、調査がピリリと光る「ぷらす1★スパイス」もご参考に、使える調査にチャレンジ頂けたらと思います。
“もし、アンケート調査担当になったら…”って言われても、
「前任からの引継ぎで、毎年、おんなじように調査してきたらしいんです」とか、
「前年度とかえちゃったら、結果を比較できなくなっちゃうじゃないですか」とか、
「この質問項目を変えようと思ったら、上司だけでなく法務にも確認しないといけないらしくて」…など
前任からも、個人情報の観点や予算の制限や、結果の前回比較できなくなっちゃうじゃん!攻撃で引継ぎ時にかなーり脅されている人もいるかもしれません。
まあ、半分は当たっていますが…。それで腰がひけちゃうのはもったいないのです。
せっかく、クリエイティブなことがやりたい放題に提案できる(可能性だけは無限にある)アンケート調査担当になったのですから…。
まずは、「この調査は、何のために実施するのか?」をちょっと突き詰めてみてください。
意外と前任の設計がテキトーだったり、目的と、まったく合致してない調査設計だったり、イマドキ、それ聞いて、どうするの?何に使うのよ〜ということに気が付いたり…します。(ゼイゼイ…(-_-;))
そしたら、あなたの出番です!
勇気をもって、その目的にまっすぐに調査設計をバリバリ変えちゃって(追加しちゃって)ください。
今回の「ぷらす1★スパイス」は、
このアンケートは何のために実施するのか…をもう一回考えてみるです。
「セミナーの参加者アンケート」だったとします。
“セミナーの満足度を調べるために調査しているに決まっているじゃない…”
本当にそうでしょうか。
- セミナーに参加する顧客のニーズは何か?
- セミナーに参加するほど、わが社にロイヤリティが高い顧客が求める情報は何か?
- その顧客は営業担当からその情報を得られてないのか?
- (営業が、本当に持参すべき情報が把握できていないのではないか?)
…ここまで突き詰めていくと、単なる満足度調査ではなく、ロイヤリティの高い顧客のニーズを把握するための調査…と定義を変えられるかもしれません。
そしたらぜひ、下記の質問を加えてみてください。
日頃、課題に感じられていること、ほしいと思われている情報があれば自由にお書きください。
意外と本音で答えてくれるお客様も多いのではないかと思います。ぜひトライしてみてください。
次回の「調査設計虎の巻」もお楽しみに…。
皆様からのご質問、ご感想などもお待ちしております。