2月は寒かったですね。
ユッキは夏生まれなので、とにかく寒いのが嫌いなのです(T_T)
でも、最近全国のイルミネーションイベントが気になっています。ハウステンボスも冬の集客に悩んでいて、日本最大級のイルミイベントを始めたら全国から人が集まってきたという話を聞きました。
桜や紅葉は時期が決まっているし、お天気にも左右されるし、夜はダメだし…イルミネーションイベントは、マーケティング的にも最強だと思います!
さて、このブログ『この1問で使える調査に!ユッキのアンケートクッキング』では、時事ネタや話題の調査をもとに、「調査のツボ」と調査担当者のヒントになる「プラス1★アドバイス」をお伝えしています。
ぜひ、実際のアンケート設計にお役立てくださいね。
今回は「調査からインサイトを炙り出す方法」を考えてみたいと思います。
インサイトとは「本音」のようなものです。
アンケートで「和菓子とケーキとどちらが好きですか?」と聞かれれば「ケーキ」と答える人も実際の行動をみていると、月に1回もケーキを食べているわけではなくてむしろ、実家住まいの人は日常的に和菓子を食べちゃっている…というような実態とのねじれや、なぜ、「ケーキが好き」と答えてしまうのか…こういった隠れた本音をどう引きだすか…というお話です。
今回は、こちらを題材にみてみましょう。
「イルミネーションイベントに関する調査結果」(エキサイト株式会社 2016年12月19日発表)
1位は2年ぶりに中目黒から代々木に場所を移して復活した「青の洞窟 SHIBUYA
2位は17回目となる世界最大級バカラシャンデリアで話題の「恵比寿ガーデンプレイス WINTER ILLUMINATION 2016」で
3位は人気映画「君の名は。」とのコラボが話題の「六本木ヒルズ 星空のイルミネーション」
だったそうです。
そこで今回の「ぷらす1★スパイス」は、
「●●を選んだ人が、他に何を選んでいたか…を分析してみる」です。
今回の調査は携帯サイトで、イベントごとに「お気に入り登録者数」を分析した調査でした。
「青の洞窟 SHIBUYAをお気に入り登録しているAMIPLE利用者134名を対象に、他にお気に入り登録しているイベント上位10件を調査した。
その結果、クリスマスマーケットや食フェスにも興味を持っていることが明らかとなった」と、リリースにも記載されています。
通常だと、他のイルミネーションイベントとの併願状況を見るだけになるところを他のジャンルのイベントとクロス分析したところで、改めて対象者のインサイトまで迫ることができました。
調査分析をするときに、プロフィール×プロフィールのクロス分析(例:男性×年代×居住地…)をすることが多いと思いますが、「選択肢A」を選んでいる人が、別の調査項目の何を選択しているか…という観点で広げてクロス集計してみるとインサイトが見つかることがありますよ。
ぜひ、トライしてみてくださいね!
また来週!
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。