GWに海外旅行をしてくると、とにかく始めたくなるのが英会話。
5月病?中に、「会社をやめて留学してやる!」という現実逃避をした経験がある人も少なくないのではないでしょうか?ユッキは毎年この時期になると、飽きもせず同じ妄想をしています(苦笑)。
そこで、今回のテーマは、海外留学です。
ユッキの大学生時代はバブル崩壊後でしたが、就職難で希望の就職ができず、大学院や海外留学後に新卒扱いで再トライ…などという人も結構いたかな…という印象。
留学のメインターゲットは、大学生あるいは社会人になってから自力でお金をためて留学するOL…社会人5年目くらいまでの人かな…という印象でした。
「留学白書2017」(留学ジャーナル 2017年4月25日発表)
http://www.ryugakujournal.com/news/ada46c44e2f3266a7cba1b4b33499df9ad57884c.pdf
■1位カナダ、2位アメリカ、3位オーストラリア(前年比イギリス2割減、アメリカ11%減で上位から転落)
■社会人留学の年齢別内訳は 50 歳以上が 3 割以上増加
■小学生から高校生までの留学相談の件数は、2015 年にくらべ 7.2%増
この調査結果には、実数がないため、かなり分析が難しいのですが…まあ、前年比との伸び率で語るということもできないわけではありません。
実際にビジネス上実数を出すことが難しい場合は、こうした伸び率で傾向を発表することもできる…という事例にはなるかと思います。
国別でみると、Brexitで話題のイギリスや、トランプ大統領就任後のアメリカなどが避けられていることが分析されています。
留学を一つの国家的ビジネスだと考えると結構な損失になると言えるかもしれませんね。
さて、今回のポイントは、期待を裏切る結果を発表する…ということです。
本調査では、いわゆる冒頭に触れたような海外留学のターゲットの中心として考えられている大学生や若い社会人層についてよりも小中学生や50代以上の留学検討者が増えていることを強調しています。
本調査では全体の実数が公表されていないので、文部科学省の進学調査を参照することもお勧めしますが、話題作り…という意味では、面白い分析結果になっていますね。
調査設計の段階から、
- その領域における常識とはなにか?
- その常識を裏切る結果を出すにはどのような設問の切り口が考えられるか…
などを突き詰めて、実数では傾向が導き出せなければ、伸び率で伝えるという方法もある!この調査はその好例かもしれませんね。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
次回もお楽しみに!
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