6月に入りましたね!関東では6月初旬から例年梅雨入りですが、本格的に降雨量が増えるのは実は中旬から。
この時期、宿もお得にとれる場所も増えますし、実はねらい目だと思っているユッキです。(ウエザーニュース)
そこで、今回のテーマは、「梅雨」。
「梅雨に関する調査 2017」(マクロミル(株) 2017年5月16日発表)
https://www.macromill.com/honote/20170516/report.html
■“梅雨好き”はわずか8%。梅雨の気分は1位「憂鬱」、2位「不愉快」。
■女性はビニール傘よりも“ちょっといい傘”。3人に1人は「長靴(レインシューズ)」使用。
■普段から使用している雨具 ビニール傘:男性64.3% 女性45.6%
調査結果が順当すぎて、何ともいじりづらいのが本音ではありますが…(苦笑)
今回は、見過ごしがちな結果に対して、新しい視点を持ってみてみる…ということに挑戦してみたいと思います。
まず、ビニール傘は圧倒的に男性に指示されているということ。
なんと65%にも及ぶ男性が、普段使いしていると回答しているわけです。雨がしのげれば全く問題がなく、安全、丈夫に作られているビニール傘は最強です。男性向け高級ブランド傘の需要は極めて低い…ということが分かります。
ということは、「男性”傘”市場の問題はなんでしょう?」
麻から雨なら、自宅のビニ傘を手にし、途中で降られれば、コンビニでビニ傘。自宅はビニ傘でいっぱい…こんな男性にどうやったら傘を売ることができるのか?
1つの方法として、「使い切り 傘」の提案です(笑)
現在1本500〜700円のビニール傘が、使いきりの超軽量傘で200〜300円で販売すれば結果、傘業界は大きく成長する気がします(笑)
さて、今回のポイントは、「一見当たり前の調査結果からアイデアを生む」です。
この調査のもう一つの結果「梅雨好きはわずか8%」ということに着目します。実は、8%は市場として大きいのです。
年代別人口比(2015年)で、1〜5歳は4.3%。9歳までの子どもで8.7%。第2次ベビーブーム=団塊ジュニア世代40〜44歳が8%に相当し、その上の44〜49歳は6%にすぎません。(統計ラボ)
つまり「梅雨好き」8%は、日本人の全人口において結構なボリュームだということです。
梅雨を楽しむグッズや、梅雨好きにはたまらない「湿気のなかを散歩したり旅行したりする」商材を売りだせば、そこには結構な市場があるということをお忘れなく。
ネットで見かけた調査結果のコメントに振り回されず、一度立ち止まって結果を見直してみるのもデキる調査担当者への一歩かもしれませんね。
ぜひ、参考にしてみてください。
次回もお楽しみに!
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