母の日が終わったと思ったら、あっという間に父の日。
ユッキの父は7月が誕生日なので、一緒に1回で祝いたいところですが、いかんせん実家の近所に住んでいるため、1か月会わずに逃げ回ることもできず(苦笑)母の日を皮切りに、非常に慌ただしくプレゼントを探し回る季節となります。
そこで、今回のテーマは、「父の日」。
「父の日に関する意識調査」(クリエイティブサーベイ(株)、イエハナ・ドットコム2016年6月15日発表)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000014710.html■「父の日」に何かプレゼントする予定はありますか なし67%
■「父の日」にお花をプレゼントした経験があると回答した方は約15%
■今年の「父の日」にプレゼントするものは?(複数回答) 花 2%
■「父の日」と「母の日」どちらが大切ですか? 「父の日」2.2%
■普段から使用している雨具 ビニール傘:男性64.3% 女性45.6%
今回の調査結果はすごいです。あんまりです(涙)よく発表してくれました。
まず、「父の日」調査なのに、「父の日」を母の日より重視する人は2.2%。お花屋さんとの協働調査なのに、父の日に花を贈ったことがある人…過去にさかのぼって経験を総動員して聞いているにも関わらず、結果はわずか15%。
「今年の父の日にプレゼントするもの」も複数回答、かつ選択肢がわずか15+その他…にも関わらず、「花」と回答した人は2.2%。父の日に「花を贈ろう!キャンペーン」に使える結果にはなりそうもありませんね…。
なぜこんな結果に??と嘆く前に…調査担当者としてできることはあったはずです!(キッパリ)
父の日の現実をフラットに受け止めてから調査設計をするべきでした。
まずは自らの心に、そして、少々口の悪い本音系の友に聞いてみるべきです。
「父の日をどれだけ意識して生きているか?」
「プレゼントに花を贈るなんて考えたことなんてあるのか」と…。
そうです。ほとんどの人がこの調査結果通りだと思います。調査をする前に、この厳しい現実を見据え、消して楽観的にならないことが必要だったのです。そして、静かに手を打つのです…。
さて、今回のポイントは「実態がきびしい調査をする場合、調査担当としてすべきこと」です。
実態を調査しても、大して色よい結果がでるわけがない…と思われる場合、「魔法の言葉」を使った質問で、保険を掛けておくことをお勧めします。
そうです。魔法の言葉…それは「あえて」です。実際の設問に入れるかどうかは別としてそっと心に忍ばせて設問を作るのです。
- 案1)父の日に「あえて」 花をプレゼントするなら、何がいいですか?
- 案2)あなたの父親を「あえて」花にたとえると、どのような花だと思いますか?
- 案3)父の日に花をプレゼントするべき人を「あえて」挙げるとしたら、誰ですか?
…まあ、バリエーションはいくらでもあるでしょうが…。
単なる実態調査だけでは、リリースに使える調査結果が望めないと踏んだ場合、負け戦を覚悟で調査を実施することは、調査担当者失格かもしれません。ここは「あえて」を心に忍ばせて、負けない調査を仕掛けてみてください。
次回もお楽しみに!
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。