いよいよ、来週は参院選。しかも今回から18歳の投票開始となり、何かと話題です。
さて、このブログ『この1問で使える調査に!ユッキのアンケートクッキング』では、「プロが公開!そのまま使える!調査項目&設計虎の巻」や、時事ネタや話題の調査をもとに、「そのまま使える!アンケート項目にぷらす1★スパイス」をご提案させて頂きます。ぜひ、アンケート調査ご担当者の方は、お客様の本音を引き出す調査項目を考えるヒントにしてくださいね。
今回は、「読売新聞社の全国世論調査(6/20発表)」。
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/news1/20160620-OYT1T50028.html
年代別では、「必ず行く」と回答したのは、18~29歳で21%、年齢が若いほど低い結果。「関心がある」という回答は、70歳以上で83%、18~29歳で56%。過去3回の参院選投票率(選挙区選)は、07年58.6%、10年57.9%、13年52.6%と低下傾向とのこと。
消費税増税見送り、憲法改正、エネルギー問題など生活に関わる政策も目白押しの昨今。若者の団体のデモ活動や高校生が全校で選挙参加を呼び掛ける姿がメディアで話題になっていましたが調査結果からは、若者の政治に対する意識は低いという報告がされています。
さて、この「世論調査」ってそもそも誰に、どのように調査しているのでしょうか?
一般的には、人口動態に合わせた無作為のサンプルに対して電話、面接、郵送等で広くアンケートを行い、集計分析する手法。あくまで、こういったアンケートに回答した人のみの集計結果である、ということを念頭において読み込まないといけないかもしれませんね。18〜29歳にどの程度学生が含まれていたのかなども見ていくと、また違った発見があるはずです。
さて、みなさまのお客様に対しても、こういった意識調査をされることもあるかと思います。でも、集計してみると、なんだか、世の中のトレンドとちょっと結果が違う…ということもあるかと思います。トレンドと反する結果に気付いたりして、集計ミスがあったのではないかと焦ったりします。でも、実はそこに大きなヒントと商機が隠されているのです。
「世の中」の平均と比較して、御社の客層には「偏り」がある、つまり、ものすごく「わかりやすい特徴を持っている」…ターゲットが明確であるといえるのです。
そこで今回の「ぷらす1★スパイス」は、
「お客様」の特長をあぶりだして、世の中平均と比較できる設問をプラス!
例えば、世の中の平均値として公表されている「設問をあえて顧客にもぶつける」です。
「平均世帯年収」「既婚率」「車の保有率」「恋人の有無」…など、
官庁が発表している調査設問などもよいと思います。
あえて、プロファイリングのために世の中平均値と比較してみて、ずれている個所を探すとお客様の特長が見えてくるかもしれません。
調査で、お客様の特長が見えてくると、広告媒体の絞り込みや、キャッチコピーが絞り込めてきます。
世の中平均よりも「恋人なし」男性比率が高い…といった場合は、商品セミナーの後の懇親会は合コンの仕掛けもあり…などといったアイデアも生まれるかもしれませんね(笑)
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。
また来週!