11月も引き続きユッキのニュージーランド旅ネタに絡めて調査ネタを選定しています。旅レポと一緒にお楽しみください。
1895年11月27日にスウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベルが、自分がダイナマイトで得た財産を人類の平和に寄付するという遺言状を書いたことで、11月27日がノーベル賞の制定記念日になりました。
ニュージーランドのお札はカラフルでとても綺麗。透明の透かし窓にキラキラとしたインクで鳥や花が描かれていて個性的!お土産に持って帰りたくて、ピン札は使えなかったユッキでした。(https://www.rbnz.govt.nz/notes-and-coins/notes/banknotes-in-circulation)
さて、100NZ$札に描かれた人物こそ、NZのノーベル賞受賞者。ノーベル物理学者のErnest Rutherford。原子核を発見した「原子物理学の父」と呼ばれている人物です。
2015年にオークランドを拠点にするベンチャー企業 Rocket Lab社が3Dプリンタでロケットエンジンを開発。このエンジンは、彼にちなんで”Rutherford Engine”と名付けられていました。
ロケットを1回飛ばすための費用を約90-95%カットすることに成功し、注目されています。
こうして脈々と引き継がれるキウイ魂。政治の世界でも世界に先駆けた政策が話題だということは先月のブログでも触れましたが、開発についても世界をリードしようとしているNZランドに今後も注目です。
ということで今回は「ノーベル賞」をテーマに、調査設計検証します。
「ノーベル賞に関する調査」モバイルリサーチ(ネットエイジア 2008年発表)
http://www.mobile-research.jp/investigation/research_date_081015.html
- 「ノーベル賞に関心がある」65.2%
最も関心のあるノーベル賞の部門(単一回答)
- 「ノーベル平和賞」31.3%
- 「ノーベル化学賞」22.4%
- 「ノーベル物理学賞」19.6%
日本人のノーベル賞を知りどう感じたか(単一回答)
- 「同じ人間としてすごいと思った」73.0%
- 「日本人として誇りに思った」63.5%
- 「自分も頑張ろうと思った」21.5%
ノーベル賞を受賞した日本人で名前も賞も知っているもの(単一回答)調査時点の2008年度受賞者
- 「田中耕一」44.6 %
- 「川端康成」38.0%
- 「小柴昌俊」33.2%
- 歴史的人物「湯川秀樹」「佐藤栄作」の認知度は低かった。
今回のワンポイント★プラスは…
「単一回答は、優先順位の高いものだけしか炙り出せない」です。
今回の調査では、関心の有無については、基本的に単一回答が正解だと思います。
ですが、「日本人が受賞してどう感じたか」、「知っている日本人受賞者」などについては複数回答でも成立するわけです。あえて単一回答にする場合は、優先度の高いものしか結果として出てきません。
日本人受賞者として、歴史的に著名な人物、湯川秀樹や佐藤栄作が上位に上がらなかったと分析コメントに記載されているのですが、単一回答で聞いてしまうと、調査時点でもっとも報道がなされていた当該年度の受賞者が上がってくるのは当然と言えます。
今年度に調査した場合は、カズオイシグロが上がるのでしょうか。
単一回答にするか複数回答にするかで、調査結果は大きく変わってきますので、何を伝えたいかによって、上手に設定してけるとよいと思います。
次回もお楽しみに!
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。