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GODIVA「日本は、義理チョコはやめよう」の全面広告にドッキリ。 どうなる?バレンタイン戦線

2月1日の日経新聞の一面広告が話題になっていたので、ご覧になった方も多かったかもしれませんが…。

今週に控えたバレンタインに向けてマーケティングの観点からリマインドを(笑)。

会社のなかでチョコ担当は本当に大変。
激混みの百貨店で会社男子の人数分揃えるだけでも大変なのに、事前準備もばかにならない。予算に合わせて、毎年ネットで商品をチェックして、カード作って、メンバーから集金…。

そんな日本の上司に向けて、「バレンタインを、もっと好きになってください」というメッセージに共感した人も多かったのではないでしょうか。

ということで、今回の「街なかマーケティング」のテーマはバレンタインをテーマに『対象を絞って、メッセージを!』です。

先程のゴディバジャパンの担当者のメッセージはこちらにも掲載されています。

https://www.j-cast.com/2018/02/04320230.html

「バレンタイン」というイベント一つとっても、カップルの上げる人、もらう人。
会社で、先ほどのように義理チョコを準備する人、のっかる人、そしてもらう人…いろんな角度からマーケティングができるのです。

そんな丁寧な細分化されたターゲットのインサイトから名キャッチコピーは生まれるのかもしれません。

例えば、「そうだ、京都行こう。」というJR東海のコピーも、何気ない一言ですが、ターゲットはリピーターが想定されませんか?

毎回、CMで流れる景色もかなりニッチ。いわゆる修学旅行では体験しない場所、季節、確度から京都を切り取って、一度行ったことのある人も、久しぶりに行ってみたくなる、あるいは、既に知り尽くしたと思っていた京都に、まだこんな魅力が残っているのかと気づかせる。そんなターゲティングとインサイトに寄り添ったコピーだと思うのです。

今回の「街なか★プラス」は…
「調査も細分化されたターゲットの気持ちを代弁する結果を導くべし」。

調査分析の醍醐味は「誰が」「どんなニーズを持っているのか」、それは「こんな気持ちでいるから」という3点セットにたどり着くこと。

より、こまやかな気持ちを丁寧に伝えられるという意味では、調査リリースもCMの名コピーに負けないくらい、力があると思っています。今後のマーケティングのヒントになれば幸いです。

次回もお楽しみに!

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。