本日2月26日は岡本太郎が生まれた日です。
朝ドラ「ひよっこ」、その前の「べっぴんさん」でも大阪万博が話題になる度に昭和の象徴として登場する「太陽の塔」。
ユッキは個人的にあの作品のモチーフがなんとも言えず好きなんです。
ということで、今回の「街なかマーケティング」のテーマは岡本太郎をテーマに『記憶を刻み付ける五感の掴み方』について考えてみたいと思います。
都内在住の方はとても身近に岡本太郎を体感できる岡本太郎記念館があるのですが、訪れたことのある方はいらっしゃいますか?
http://www.taro-okamoto.or.jp/
青山の裏路地を入っていくと、ひっそりとある記念館。
作品が飾ってある、いわば美術館だったら、こんなにお勧めしません(笑)
実際に、お亡くなりになるまで自宅 兼 アトリエとして使っていた住宅建造物をそのまま、ぐるっとみられる仕組みになっているところがとても良いのです。
油絵具の香りもそのままのアトリエ、オブジェがやや乱暴に置かれている庭も、光の入るリビングも…時間が止まったような空間にひっそりといるだけで、岡本太郎の日常、つまり私たちにとっての非日常が五感で体験できるのです。
スペインのバルセロナにあるピカソ美術館やフィゲラスにあるダリ美術館など海外にはこういうタイプの美術館が多いようにかんじますが、日本においては少ないような気がします。
どんな絵を見たか…よりどう絵を見たか…の方がずっと大事なんですね。人の記憶は、やはり「経験」でしか積みあがらないからかもしれません。
今回の「街なか★プラス」は…
「記憶に残る経験をどうデザインするかが大切」です。
調査の設問項目を考える際にも、ユッキはこの言葉を大切にしています。
例えば、Aという商品について調査をする場合、フリーアンサーでは特に
「Aを購入した理由を教えてください」
と聞くよりも、
「Aを購入する時に、印象に残っていることは何でしたか」
と聞いた方が、より記憶を鮮明に思い起こさせることができ、後日のテキスト解析でも役立つ回答が引き出せることがあります。
今後のマーケティングのヒントになれば幸いです。
次回もお楽しみに!
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。