先日のニュースを見て、ユッキは驚いていたのですが、学校からも禁止例が…。そもそも袴をはかせちゃったら当日動きにくそうだし、なにより、まだ七五三と間違われそう…と思った次第です。
もともとは、女学校が定着し始めた時代に、着物では動きにくいということで女学校教師のフォーマルウエアとして旧文科省が認めたのが袴着用。
その後、女性の社会進出の象徴として存在感を増してきたのが袴…だと一説には言われているとか。なんだか、歴史的に考えても小学生で袴は早すぎる気がするのは私だけでしょうか。
「小学校卒業にともなう、家庭の“卒対消費”に関するアンケート」((株)ジャストシステム 2015年3月発表)
https://marketing-rc.com/report/report-shougaku6-20150324.html
■小学6年生を持つ家庭の行事として
- 1位「外食」(26.2%)
- 2位「国内旅行(宿泊あり)」(17.8%)
- 3位「テーマパーク・アミューズメントパーク」(10.4%)
「海外旅行」(1.0%)を加え、約2割が小学校卒業記念旅行に。
■子どもが卒業式に着用する服装をどのように準備するかについて
「衣装レンタルショップ・サービス利用」13.5%。前年10.4%、前々年7.3%と増加傾向(※いずれの設問も複数回答あり。小学5年生の「まだ決めていない」の回答数は除外して集計)
今回の「ワンポイント★プラス」は…
ニュースな兆しは、必ずしもメジャー層にはなっていないことを肝に!
この手の注意報はすでに、このブログではおなじみですね(汗)。
でも、調査担当は悩みが多き者…トラップも多いのです。
「世の中が驚く“兆し”を伝えたい!」VS「定量調査では兆しは数字になりにくい」
このそう反する間で揺れ動いたときに、魔法の一手…「フォロワー層は省いて集計する」です。
今回の調査であれば、イノベータ―やアリーアダプターと言われる流行を先取りして動いている層を対象に調査集計をするという方法をとっていますね。キャズム理論によると、先術の2つを加えて16.8%程度が、大きな流行になりうる分岐点。全数に対する先取り層の比率をきちんと見ながら、調査分析をしていくことが重要です。あまりにも全体数に比較して調査対象者の比率が少なすぎる場合は調査自体の信用を失いかねないのでご注意ください。
今後のマーケティングのヒントになれば幸いです。
次回もお楽しみに!
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。