東京はここ数日強風が続いています。
この風が梅雨を一気に吹き飛ばして、異例の早期梅雨明け。7月の頭から夏が始まるなんてなんだか上がります(笑)
夏が始まったとなると、うかうかしていられません。すでに、夏の旅行予約の火蓋は切られているのです。
分かっちゃいるけど、毎年ぐずぐずしてて、予約が遅れてしまう。
今年は、一気に決めにかかるぞ!ということで今回のテーマは旅行。
「2018年の夏休み人気急上昇旅行先ランキング」(エアトリ2018年6月発表)
◾2018/7/20−8/31出発海外航空券予約数の昨年同時期比較
1位「済州島(韓国)」238.1%
2位「ソウル(韓国)」202.3%
3位「釜山(韓国)」154.5%
4位「トロント(カナダ)」153.2%
5位「ホーチミン(ベトナム)」116.6%
6位「ヘルシンキ(フィンランド)」108.6%
7位「ミラノ(イタリア)」106.5%
8位「ハノイ(ベトナム)」106.5%
最近流れ始めたTVCMで、エアトリって何?と思って調べたら、旧DeNaトラベルでした。
6月1日から株式会社エボラブルアジアへ事業譲渡されて名称変更したようですね。
オンラインで海外旅行予約が完結しちゃう手軽さがウリ。月間3000万ユーザーの旅行予約サイトの予約数が調査ベースです。
さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
「ランキングも色々。上昇率はニッチ炙り出しの定番裏技」です。
それにしても、韓国が上位を占めているのが、すごいですね。
その他、いわゆる旅行者数をベースにしたランキングとは一味違う旅行先がランクインしているのが興味深いですね。
旅行先選び中の人が多いこの時期には、「第一想起をしない旅行先」が消費者の目を引きます。
例えば1位ハワイ、2位グアム、3位 香港だとすれば、あ〜どこも、いちどは検討したことがあるしな、、、と消費に刺激が与えられないのです。
刺激を与えるには、裏付けと意外性が必要。このランキングにような裏技が効いてくるのです。
もともとポピュラーな旅行先である韓国人気にもちゃんと理由があるんです。
調査レポートでは、LCCの複数乗り入れし、日本から済州島への直行便が開始されたことや、韓国のエンタメやコスメ、食人気が背景にあるとか。。。
ここで「冬ソナ」を始め韓国ドラマを思い浮かべた人は古すぎ笑。アイドルでしょうね、、、主流は。日本ではCMにも引っ張りだこのTWICEが大ブレイク中ですが、世界でもその勢いはとどまることを知りません。
2016年、韓国の男性7人組グループ防弾少年団のアルバム『WINGS』が(米)ビルボード200チャートで26位にランクイン。今年5月に『ビルボード・ミュージック・アワード』トップ・ソーシャル・アーティスト部門を受賞し、韓国アーティスト初のビルボードアワード受賞者となりました。
もはや、世界中が韓国アイドルに夢中なんですね。
そういえば、昨年マレーシアに行った時も街中には等身大のKPOPミュージシャンのパネルが溢れてました。日本のタレントはほぼ知られていないことにショックを受けました。
今後のマーケティングのヒントになれば幸いです。
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