さあ、いよいよ年末、冬休みですね。
社畜カレンダーと呼ばれた日並びが悪くて連休が少なかった2017年とは打って変わって、平成最期の冬休みは、年明け長めに休まれる方も多いのではないでしょうか。
クリスマスを中心に年末に長い休みをとる海外ではショッピングも年末に盛り上がりを見せます。
2018年のホリデーシーズン（11月1日～12月31日）に向けたオンラインショッピング予測では、米国のオンライン売上高が14.8%増加、総額1,241億ドルとなると予測しています。
一方、オフラインで小売りについては2.7%の増加予測だそう。
eコマースサイトと実店舗の両方展開する企業は、実店舗を持たないオンラインのみの店舗よりも、ネット上のコンバージョン率はなんと28%高くなるとか。
米国の消費者1,000人超を対象にした調査によると、約半数（47%）が、後日オンラインで購入するつもりの商品を実店舗で見て回る。この割合はミレニアル世代だけを切り出すと、なんと58%に上ります。
先月末にオープンしたGU原宿（https://www.asahi.com/articles/ASLCY554WLCYULFA01N.html）は、店舗では試着のみ、商品販売は全てネット販売とする新業態が話題になりましたが、なんとも納得できるデータですね。
ちなみに、米国のホリデーシーズンの人気商品は4Kテレビのほか、再流行のビデオゲーム機、 鉄拳3、リッジレーサータイプ4、ファイナルファンタジーVIIなどのビデオゲームソフトと予想。
人気のおもちゃは、 Fingerlings、Fortnite Monopoly、Grumbliesなどの定番ゲームやJurassic World Jeep Wrangler、LEGO Harry Potter Hogwarts Great Hallセット、Pomsiesなど人気映画のおもちゃなど。大人も子供もゲーム一色なのは、日本と近いような気がします。
ということで、今回のテーマはホリデーシーズンのショッピング。
「2018 Holiday Shopping Predictions」（Adobe Analytics2018月11月発表）
最も収益を推進するチャネルのRPV(Revenue Per Visit :訪問 あたりの売上)
- 「自社のwebサイトのRPV」136%
- 「検索のRPV」23%
- 「RetailMeNotなどのお助けサイトRPV」115%
- 「電子メールPRV」108%
- 「ソーシャルメディアRPV」89％（―11%）
アクセスの増加にもかかわらずRPVが減 少する唯一のマーケティングチャネル消費者の信頼性が低下しているためだとか。
また、今年の ギフト選びでソーシャルメディアサイトを参照する人は25%減少と予想されています。
最安値の日
ブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)の値引き率
- 「タブレット割引率」 33%
- 「テレビ（同）」 22%
- 「パソコン(同)16%
サイバーマンデー前の日曜日
- 「衣料品(同)」22%
- 「電化製品 (同)」18%
- 「宝飾品(同)」5%
ちなみに、サイバーマンデー（感謝祭11月第4木曜日明けの月曜日)の当日に最も値引きされるのは「おもちゃ(同)」19%だそうです。
さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
「AIによる新たな予測手法」についてです。
今回のアドビによる調査手法がすごいです。
「人工知能(AI)および機械学習フレームワークであるAdobe Senseiを活用し、 Adobe Experience Cloudの一部であるAdobe AnalyticsおよびMagento Commerce Cloudを経由する膨大なデータポイントから、小売りに関するインサイトを収集。
Adobe Analyticsは、米国の小売りwebサイトへの1兆件の訪問、5,500万件の商品アイテム、米国の小売 業者上位100社***のうち80社を分析」と記載されています。
ちなみにAdobe Experience Cloudに集まるデータは、なんと！年間200兆を超えるデータトランザクション。
ここまでくると、AIじゃないと集計困難ですね。でもAIは過去の集積データからしか予測を弾けません。非連続な未来を創ることができるのは人間だけじゃないかなと思う今日このごろです。
ぜひ、今後のマーケティングのご参考に！
今年も1年お世話になりました。2019年もどうぞよろしくおねがいいたします。
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