entry_image

テレビは視聴率から視聴「質」?基準を変えると、下克上?!

春を迎えていろんなことが新しくなって行く気分。

今年は元号も変わったり、消費税値上げなど色んなルール変更がありそうです。

消費税が10%になると、1円玉って今までみたいにあまり必要無くなるかなとか
もっというと、デジタル決済が進むので、ますますお財布要らないな、、、とか。

ブランド財布を海外で購入していたのが懐かしいという時代がもうそこまで。。。などと色んなことが変わってしまう可能性を感じます。

そんなこんなで、いつも通り調査データを眺めていたら、新しいルールを発見!

ということで、今回のテーマは「テレビ視聴率&質」。

「2018-2019 年の年末年始(12 月 30 日~1 月 3 日)恒例番組における日本全国 リアルタイム自宅内テレビ視聴人数を推計」(ビデオリサーチ2019月1月発表)

https://www.videor.co.jp/digestplus/tv/2017/05/8972.html

推計全国視聴人数(1/1〜3抜粋)

1位「芸能人格付けチェック!これぞ真の一流品だ!2019お正月SP」3,549.8
2位「テレビ朝日開局60周年記念相棒season17元日スペシャル」2,856.8
3位「第95回東京箱根間往復大学駅伝競走往路」4,787.7
4位「第95回東京箱根間往復大学駅伝競走復路」4,940.3

これはいわゆるテレビ視聴率ですね。

「2019年お正月三が日 テレビ番組視聴質ランキング」(TVISION INSIGHTS株式会社2019年2月発表)

https://digitalpr.jp/r/31383

視聴質ランキング(AI値+JI値合計)

1位「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!5時間スペシャル」1.99
2位「ひたすら1万回」1.96
3位「出川哲朗のこれがMAX」1.92
4位「駆け込み結婚相談所」1.8
5位「家、ついて行ってイイですか? 〜元日生放送スペシャル」1.71

この「視聴質」新しいですね。リリースによると、

VI値(滞在度=Viewability Index)
テレビの前に人が滞在している度合いを示す。数値が高いほど、テレビの前の滞在人数が多く、滞在時間が長い。

AI値(注視度=Attention Index)
テレビ画面に人の顔が向いているかを示す。数値が高いほど、画面を注視した人数が多く、注視秒数が長い。

データの収集方法
関東800世帯の一般視聴者宅に人体認識アルゴリズムを組み込んだセンサーを設置し、顔認証システムを用いてテレビの前に人がいるか、視聴者の表情、番組のどこで画面に注目したかといった視聴態勢を判断・計測。2015年6月より計測スタートし、2019年1月現在、地上波6局7チャンネルの全番組について、毎秒レベルで視聴質の計測中。

とのこと。つまり、視聴率のように「とりあえず、テレビをつけてたけど」という番組と視聴質みたいに「今のシーンは皆んなしっかり見てましたよ」という番組とを分けましょう。ということです。

さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
「新基準の持ち込み」についてです。

長いことTV業界、いや、CM業界を牛耳ってきた!?

TV視聴率ですが、そもそもネット番組などに押され始めてますよね。
広告的には、見てもらってなんぼ、なんで、質で勝負しましょうというのが新基準誕生の背景なのかなとは思います。

こうした新基準を持ち出して、新しいランキングが生まれていくのはとても興味深いです。

あとは、どれだけ、この新基準が多くのステークホルダーに採用されるか、、、ですね。

誰にとって、必要な基準かが明確であれば、支持されていくと思います。先週同様、実数は小さいかもしれないけどニッチな魅力をあぶり出せる「へぇ〜」情報満載のリリースができるかもしれません。

ぜひ、ご参考にしてみてくださいね。
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。