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今月の気になる数字 623万人、794億円!1位返り咲き

今年のGW映画興行収入はちょっとざわついていましたね。

上海でも若いカップルはこぞって、アベンジャーズTシャツ。カップルじゃなくても、アベンジャーズの映画館前には長蛇の列、街をあるく老若男女はグッズを持ちまくりで、驚きました。もちろん、これは上海に限らず、世界的にアベンジャーズ旋風が吹き荒れていました。

どのくらい吹き荒れていたかというと、、、アベンジャーズ 「エンドゲーム」の2019年5月7日時点の興行収入は全世界で22億7270万6419ドルを記録。
歴代2位『タイタニック』の21億8746万ドルを抜いたことが話題に。ちなみに歴代第1位『アバター』は27億8796万ドル。それすらも超えることが確実視されています。

日本でもアベンジャーズは動員279万人、興行収入40億円を突破し、1位を記録したのも束の間、、、少年探偵コナンの最新作「紺青の拳」が上映開始されると、なんとその倍以上の動員数にして1位奪還。

世界中でも日本の市場の特殊性にざわついた、、、というわけです。少年探偵コナンはもちろん、世界中で出版され、映画も世界中で放映されてはいるものの、世界ではまだまだアベンジャーズに勝てず。

それにしても、すごいですね。

映画館にいってびっくりするのは、コナンファンは子供にあらず。大人のカップルやサラリーマンが映画館を埋め尽くしているのに驚きます。ちなみに、今回の最新作の舞台はシンガポール。登場人物の英語での会話も多く、なんとも不思議な気分に。

さて、今月の「気になる★数字」は…
「623万人動員、興行収入約79億円」(5月13日時点)

一時期、ネットやレンタル映画を自宅で楽しむ人も増え、スマホ化してからは、コギャルに「映画館って見ながら電話できないし、漫画も読めないし、マジ、暇すぎ」とまで言われ、邦画市場は風前のともし火と言われて斜陽産業扱いでした。

しかし、ネットで席予約と支払いまで済ませる時代になり、某ディスカウントチケット屋さんで買い叩いて映画を見る人もほとんどいなくなりました。

実は、産業としてこのネット予約による値引き改善が売り上げ拡大の転機だと言われているのです。
安くしても来館しない→高いのに来館するという不思議な逆転現象。

あともう一つの逆転現象は、吹き替え版人気でしょうか。

昔は吹き替え版は子供が見るもの。元言語で観てこそ、、、というのが当たり前だったものが今や大人も、字幕を追うのは面倒という人が増えていて、吹き替え版上映の方がチケットが取りにくい映画も増えています。

振り返ってみると、デジタル化による未来予測なんて必ずしも当たるとは限らないものだな、、、と思うのです。

Kindleをはじめとするデジタル書籍も同様。紙に印刷された本なんてなくなっちゃうよね、、、と言われて久しいわけですが、まだまだ拮抗している感はあります。

例えば、今年4月に、Microsoft Storeで扱っている電子書籍販売が終了。

ちなみに、デジタル書籍って、サービス終了してもそれまでにデジタル購入したものは紙で印刷された本同様、読見続けられるものだと当然思っていたのですが、、、各サービスにより異なることは前提で、デジタル書籍はあくまで、閲覧することができる権利を買うサービスとなっていることが多く、もし、プロバイダーのプラットフォームがしまって仕舞えば読めなくなるリスクもあります。

まあ、家に本が溢れて、その度にわざわざ古本屋に売ったり、捨てたりするのも昭和な感じではあるので、、、一概に紙の印刷物を支持するかどうかは悩ましいですけれど。まあ、長年紙の書籍にかこまれて育ったユッキ世代は書籍へのちょっとしノスタルジーもあったりするので永遠に印刷物がなくならないといいなと思ったりします。

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。