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5→8%より8→10%のが負担増?消費増税に攻めの姿勢で臨む女子?!とは

令和お祝いムードも落ち着いて秋の消費増税も気になり始めました。とはいえ今年の秋は、即位の儀式でまた皇室の話題も盛り上がりそうですし、いよいよあと1年を切るオリンピックも盛り上がってくるのでなんとなく目くらましのうちに始まってしまいそうな増税です(笑)。

今回は軽減税率もあり、知っていると知らないとでは差が出そうなんです。

ちょっとおさらいすると2019 年 10 月から食品および定期購読の新聞・雑誌を除く商品に関して、8%から 10%に消費税が引き上げられる予定なのですが、この食費。モノによっても8%ママのものと10%に引き上げられるものがあるのです。レストランでする外食は10%ですが、レストランから出前をとると中食扱いになったりするものもあるようです。
Uber eatsはますます便利になりそう。あとは注目の決済方法。現金ではなく電子決済で払うとポイント還元されるというキャンペーンも展開されそう。いうことで、しっかり対策を考えておきたいですね。

そんな中、博報堂に「消費税対策研究プロジェクト」なるものが発足してました!

「消費税の増税前後のマーケティング戦略について、さまざまな調査やソリューションを提供することで、企業マーケティングの サポートを行う全社横断プロジェクト。

「調査・分析」「戦略策定」「事業開発」「ブランド戦略」「商品開発」「コミュニケーション設計」「流通施策」などの専門家が、企業に応じた課題ごとの提案を行っている。

2019 年 10 月に実施が予定されている消費増税に関し、増税前後の意識・ 行動について 20-60 代男女 2,369 人に調査し、結果をまとめました」とのこと。やや堅苦しい感じですが、意気込みを感じます。

ということで今回のテーマは「消費増税」。特にやりくり上手の女性たちのヒントをみていきたいと思います。

「博報堂消費税対策研究プロジェクト調査 「増税前後の意識・行動」(博報堂2019月6月発表)

https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2019/06/20190617.pdf

■前回の増税時(2014年4月)と比べて、消費増税は、家計への負担が大きいと思いますか?

「そう思う」46.8%
「ややそう思う」24.5%
計71.3%

・負担が大きいと感じると回答した属性トップ3
「女性40代」81.6%
「女性30代」77.7%
「女性20代」76.7%

消費増税の負担が大きいと感じる理由は何ですか?(全体トップ3)

1位「以前と比べて、収入が減った/少ないから」48.0%
2位「ライフステージの変化によりお金がかかるようになったから」38.3%
3位「欲しいもの・サービスへの出費が多くなったから」25.1%

・20―40代女性抽出
「ライフステージの変化によりお金がかかるようになったから」
20代女性 50.0%
30代女性 50.6%
40代女性 43.5%

「育児や教育にお金がかかるようになったから」

20代女性 28.5%
30代女性 45.0%
40代女性 34.5%

消費増税を踏まえて、自分が実践する行動は何ですか?(全体トップ3)

1位「なるべく外食などを控えて、自炊・内食をする」34.4%
2位 「お金のかからない暇つぶしをする」29.7%
3位「平日の夜や休日に、副業・小金稼ぎをする」21.0%

・20−40代女性抽出
「自炊・内食」
20代女性 44.7%
30代女性 42.2%
40代女性 36.9%

「お金のかからない暇つぶし」
20代女性 35.4%
30代女性 35.4%
40代女性 33.5%

「副業・小金稼ぎ」
20代女性 32.0%
30代女性32.6%
40代女性 20.4%

消費税増税後のポイント還元施策が実施されるにあたり、あなたがとる行動は何ですか?

1位「現金ではなく、なるべくクレジットカードやデビットカード・電子マネー・電子決済サービスで支払う」 58.0%
2位「なるべくポイント付与率が高いお店での購入を心がける/わざわざ出向いて購入する」41.6%
3位「増税前にあわてて買わずに、増税後にポイント還元率が高いお店で購入する」30.7%

増税前(現在)と増税後―全体を100としたときの「現金」「クレジットカード」「デビットカード」「電子マネー」「電子決済サービス」の利用割合を教えてください。

「現金」 現在51.0%→増税後40.5%(-10.5p)
「クレジットカード」現在32.9%→ 増税後38.3%(+5.4p)
「電子マネー」現在11.0%→増税後13.0%(+2.0p)
「電子決済サービス」現在3.0%→5.4%(+2.4p)

さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
「現在と未来の比較を自己申告でしてもらうワザ」についてです。

今回の最期に紹介したデータですが、実際に1ヶ月の決済方法を正確に把握している人はほとんどいないと思います。

もちろん分かるようにしてはいるものの、見直している人は一握りでしょう。ましてや未来の話。

「現在を100として、増税後にどうするか」と言われても体感回答になるわけなので、例えば「増税後に増やしたいか→「はい」〜「いいえ」を5段階で回答」という意識調査とほぼ同じ聴き方だとは思います。

ただ、後者の5段階回答の場合、「増えるかもと言っている人が●割という結果になってしまうため、やや数字が扱いづらくなると思います。今回の調査のような設問設計の方が、各項目ごとに数字がきちんと弾けて使いやすいともいえるのです。

最後に調査の基本で、1点確認です。

%の増減分を表記する際には、%よりポイント(p)を使ってください。「+●%」という表記が絶対に誤りかというとそうでもないのですが、正確にはポイントで表記するのがルールみたいです。
皆様のアンケート調査の際には、ぜひ参考にしてみてください。

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。