だんだん暑くなってきました!夏が近づく今日この頃です。
自粛ですっかりおなじみになった近所の街並みや商店ですが行列に対する意識がだいぶ変わったかなという感じ。
行列といえばタピオカ。
6月に入って再度Yahoo検索で上がってきたキーワードで話題になっているのがタピオカが流行ると不況になる?!というフレーズ。
2018年をピークに日本のタピオカブームは今回で3回目。
その時期については諸説あるかと思いますが、ざっくりいうと第1次タピオカブームは1990〜2年くらいだったでしょうか。
まさにバブル崩壊直前ですねー。
この頃のタピオカって、白かったですよね。白いツブツブがココナッツミルクに入っていたデザートでした。
突然バブルが弾けて、そこから株価下落、不動産価格下落と景気は一気に不況に突入。
まあ、同時に物価も大幅下落たことから生活はバランスがとれていた魔の20年ではありました。ユニクロ、100均、リサイクルブームなんかもありそれなりに生活的には楽しめた時代に突入しました。
そして第2次ブームは2007〜8年くらい?
日本初のパールレディというタピオカミルクティがでてきたらしいです。ツブツブが大きくて黒くなっていて、これもタピオカなのかっと驚いた記憶があります。このブームが2009年リーマンショックを発端とする金融危機の株価の暴落に先行していたと言われてるらしいです。
さあ、そして今回の2017―19年くらいの大ブーム!
まさにコロナ不況の直前だったとYahoo検索で話題になっていたとか。確かにコロナ直前は、こんなところにも?!というような地元の商店街にもタピオカドリンクのお店ができて驚いてました。もう飽和中の飽和?!な状態。
それでも人気店には常に行列。気づいたら、値段も一杯600円とか800円とかテイクアウトの飲み物にしてはやけに高い!それでも並ぶ人たちって、最高にイケてる、、、と思っていました。そう、この値段設定はスタバのフラペチーノを買っちゃう人たちからスイッチしてきたとも言われているそうです。
確かに、ド○―ルやカフェド○リエみたいなチェーン店でコーヒー一杯250円程度だったものが、スタバが登場して500円前後にアップ!デザート的なトッピング付きの飲み物だと600円から800円にジャンプアップ。不況の中でデフレっていたものが、気づかないうちにインフレしてたわけです。
そこに高額タピオカブーム!笑。
そもそも、タピオカの原価もそんなに高いわけではないと思うのですが、、、粉物商売ばりに利益率は高いのかな〜と思いつつ行列に並ぶユッキでした。
とはいえ、風が吹けば桶屋が儲かる、、、ほどでもタピオカブームと景気の因果関係はあるのでしょうか?調べてみたのですが、それはあんまりなさそう。
ちなみに、こういった具体的な根拠はないけどなんとなく、必ず起こる事象を「アノマリー」と呼ぶそう。「説明のできない経験値」という意味だそうです。
では、他にもこのアノマリーってどんなのがあるのかしら?と調べてみると色々見つかりました!
例えば、「ジブリの呪い」笑。
金曜ロードショーでジブリ物を放映すると、週明けの東京市場が大荒れになることが多いとか。
「不景気の時にはお笑いブーム」
「流行る口紅の色は、好景気=赤、不景気=ナチュラルベージュ」
「不景気にはロングヘア、好況時にはミディアムやショートヘアが流行る」
などなど。なんとなくわかる気がしますね。髪の毛は不景気だと美容院へ通う頻度が下がるロングヘアーが流行ってくれた方が助かりますね。
では、逆に好景気の前に流行るものってあるんでしょうか?
面白いことを研究している人を見つけました!
「ヒット曲と景気の関係」をテキストマイニングの手法によって明らかにした 末廣 徹さん( みずほ証券 シニアマーケットエコノミスト)。
確かに、これは関係がありそう。
バブル期にはやった歌謡曲や、もっと遡れっば60年前の東京オリンピック、大阪万博の頃にはやったナツメロ聴くと、「これはもう、完全に浮かれきってるな」と感じちゃいます。
よく考えると、好況時に浮かれてる人たちが多ければ明るい曲が流行るとも言えるのでは?と思いますが、そのあたり、さすが分析技術が発展している昨今。明るい曲(歌詞)が先行指標となって景気を引っ張っていくことが証明できたそうです。
ちなみに、前向き歌詞のワードの最たるものは「好き」という言葉だそう。なるほど、まさにドリカムが「嬉しい楽しい大好き」が流行った時代はバブルの絶頂期でしたね。
https://toyokeizai.net/articles/-/302868
さて、今月の「気になる★数字」は…
「2019年度タピオカドリンク消費量は2億杯」
実はこのブーム、アジア10カ国でも大ブームだった!という調査をみつけました。日本人女性10代-20代の大半は、タピオカを飲む頻度は月に1-2回。
一方、シンガポールは週1-2回、タイでは75%が週1以上で30%近くが毎日飲むと回答。
10か国平均では、60%以上が週に1回以上購入とか。他国ではもうちょっと安いんでしょうね。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000022677.html
ちなみに、人気のフレーバーですが、1位は紅茶。2位以降にお国柄が見えてくるそうで、、、。
日本はジャスミン茶、シンガポールは緑茶やウーロン茶、韓国、マレーシア、インドネシア、フィリピンではチョコレートミルクがミルクティーに続いて人気だそう。チョコレートミルクでタピオカってめちゃくちゃ美味しそうです。糖質ダイエットには大敵かもしれませんが笑。
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